万夫不当(ばんぷふとう)
何人がかりでも敵わない人というのはいると思います。力勝負でもそうですが、知恵比べなどでも賢い人には多くの人でかかって敵わないということがあります。何人かかっても敵わないということはそれだけ強いというさまを強調することができるのです。万夫不当が使われる例文や会話例などを見てマスターしていければと思います。
万夫不当の意味
万夫不当の意味は以下の通りです。
・多くの男が束になってかかっても敵わないほど強いこと。
・強いことの形容。
万夫不当は、集団でかかっても敵わないくらい強いさまを表すことができる四字熟語です。昔は、歴史を見れば分かる通り、武力による争いが多く行われていたことがわかります。なかには、力が強く、争いでは負けることがないくらい強いものもいたと思います。そんな人を表すのに万夫不当はもってこいの四字熟語です。s
万夫不当の由来・出典
万夫不当の「万夫」は多くの男性のことを表しており、「不当」は道理にはずれていることを表しています。このような熟語から万夫不当が構成されていることがわかります。
万夫不当の類義語・同義語
「万夫不当」の類義語には、「国士無双」「蓋世不抜」「一騎当千」などが挙げられます。
万夫不当の使い方・例文
例文1.万夫不当の将軍は、無敗の戦績を誇る。
例文2.万夫不当と言われている彼に何人束になってかかろうと勝てることはないだろう。
例文3.万夫不当と有名な武将の体格は人よりも数倍大きく、剛腕の持ち主であったとされている。
例文4.彼は万夫不当で負けなしの戦績を誇り、世界記録にもなっていていまだに彼を超えるものは現れていない。
例文5.試合で負け無しの彼はまさに万夫不当である。
このように万夫不当は、強いさまを表す際に用いることができます。
万夫不当の会話例
これは、ある芸人さんについて話している様子です。
万夫不当の豆知識
複数に束になっても物理的な力で勝てないということはまずないですが、力が強いさまを強調することはできます。万夫不当は強調するための四字熟語であるということも理解しておけるといいと思います。
万夫不当の難易度
万夫不当の漢字の難易度は、「万」は小学2年生程度、「夫」は小学4年生程度、「不」は小学4年生程度、「当」は小学2年生程度です。
万夫不当のまとめ
昔は、武力のような力というものが求められていましたが、今日では知識や知恵などというものが求められてきます。仕事をする上でも頭がいい方が業務を効率よく行うことができます。万夫不当は知識などが他人よりも優れている勝っているさまを表すのに使われることがあります。単純に物理的な力が強いさまを表す際以外にも使われるということを覚えておけるといいと思います。