馬耳東風(ばじとうふう)
人の性格は様々で人の意見をよく聞くという人もいれば、そうでない人もいると思います。特に頑固な人や意志が強い人などは人に何を言われても考えをかえないということもあります。皆それぞれ育ってきた環境や場所は違うための思うことや感じることも変わってくると思います。だから人の批判や考えを聞き流すという人もいるのです。そんな人を表すために用いられる言葉が馬耳東風という四字熟語です。今回はそんな馬耳東風という四字熟語についてみていきたいと思います。
馬耳東風の意味
馬耳東風の意味は以下の通りです。
・人の意見をまったく耳にしないさま。
・人の言うことを聞き流している様子。
馬耳東風は、人の意見やアドバイス、忠告などを耳にしない様子を表現する際に使われる四字熟語です。
馬耳東風の由来・出典
馬耳東風の「馬耳」は馬は耳を撫でる春風には何も感動を示さないことを表しており、「東風」は噂や話しのことを表しています。これらの言葉から転じて人の評判や意見を全く耳にしない様子を表す言葉として使われるようになったと言われています。
馬耳東風の類義語・同義語
｢馬耳東風｣の類義語には、｢行雲流水｣｢雲煙過眼｣｢虚心坦懐」などが挙げられます。
馬耳東風の使い方・例文
例文1.馬耳東風、他人の意見を聞き入れなくてはよりよいサービスの向上は望めないだろう。
例文2.馬耳東風というように人のアドバイスを聞かないから君はいつまで経っても成長しないんだ。
例文3.彼は頑固であるため、一度決めたことは意地でも意見を変えない。まさに馬耳東風とはこのことである。
例文4.馬耳東風、他人の意見やアドバイスをないがしろにするなんて勿体無い。
例文5.テストで点数が悪かったのは、馬耳東風で先生の話しを全く聞かないからである。
このように馬耳東風は、人の意見をまったく耳にしないさまを表すことができます。
馬耳東風の会話例
これは、ある人について男性と女性が話している様子です。
馬耳東風の豆知識
馬耳東風はたとえとして用いられる四字熟語です。なので馬が耳を撫でるを春風に感動を示さない様子を表す際に使われるわけではないです。そのことをしっかりと覚えておけるといいと思います。
馬耳東風の難易度
馬耳東風の漢字の難易度は、「馬」は小学2年生程度、「耳」は小学1年生程度、「東」は小学2年生程度、「風」は小学2年生程度です。
馬耳東風のまとめ
人はそれぞれ意見が違います。そのため、一つの物事に対しても意見が別れます。時には、自分の考えつかなかった意見を他の人が言うこともあると思います。そういった意見に触れれば新しい発見があるかもしれないです。なので最初から他人の意見に耳を傾けないのではなく、聞いてみることを心掛けれるといいと思います。
