【一日一善(いちにちいちぜん)】の意味を例文や会話、由来・出典まで解説!

一日一善(いちにちいちぜん)

誰もが一度は聞いたことある「一日一善」。意味は当たり前のように「一日に一つ善い行いをする」という事は分かると思います。
ですが、この善い行いとはなんでも良いと思いますか?実は、一日一善ができた時にはこれには定義がありました。今回は「一日一善」について詳しく理解を深めていきたいと思います。

一日一善の意味

「一日一善」とは、「一日に一回は善い行いをして、それを日々積み重ねなさい」という意味です。要するに、毎日継続することに意味があるという事です。

一日一善の由来・出典

「一日一善」は仏教の「六度万行」から来ています。お釈迦様は善い行いを六行とし、「布施=親切にする」「持戒=約束を守る」「忍辱=忍耐」「精進=努力」「禅定=反省」「智恵=考え智恵を高める」の六つから成り立った言葉です。
この事から、お釈迦さまはこの六行のどれか一つでも一日の中で実践することで、他の五つも行ったと同じ事になるというように教えました。よって、一善というのはこの六行のうちのどれか一つの言うことを指し、それが元で「一日一善」という言葉が生まれました。

一日一善の類義語・同義語

「一日一善」の類義語として、「勧善懲悪」「嘉言善行」が挙げられます。

一日一善の使い方・例文

例文1.10歳の時から10年間一日一善を意識して生きている。
例文2.今月の我が家の目標は一人ひとりが一日一善です。
例文3.一日一善は意識しないと中々できるものではない。
例文4.一日一善は幼い頃、父親に言われ続けた言葉で忘れられない。
例文5.今日は、一日一善どころではなくたくさん人のために役に立てた。
一日一善を心がけると良い人生になりますね。

一日一善の会話例

男性
一日一善って実践したことある?
女性
あるよ!一応今でも毎日実践しているつもりではいるんだけどね。
男性
そうなの?俺には全然いい事してくれないじゃん!
女性
君の考える良い事は、本当に君の役には立たないからしないの!

一日一善のいい事とは何なのかまず考える必要がありますね。

一日一善の豆知識

「一日一善」は、基本的には名詞的に使う言葉だが、時折、「一日一善できなかった」などのように動詞として使うこともある。

一日一善の難易度

「一日一善」は、小学6年生に修了する漢字であるため、漢字検定5級レベルの四字熟語です。

一日一善のまとめ

「一日一善」とはみんなが知っていますが、「一善」の中にも六行があったという事は知らなかった人も少なくないのではないでしょうか。これらの理解を一層深め、皆で一日一善実行していきましょう。

一日一善を行い、素晴らしい1日を過ごす
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