茫然自失(ぼうぜんじしつ)
皆さんは何か驚いて呆気にとられてしまったことがありますか。あまりにショックを受けたときや失望したときなどに呆気にとられてしまうといったことがあると思います。驚きのあまり口を開いたまま固まってしまったり、一瞬我を忘れてしまったりといったこともあります。そんな様子を表すことができる四字熟語が茫然自失です。今回は、そんな茫然自失という四字熟語について意味や例文を交えつつ、説明していきたいと思います。
茫然自失の意味
茫然自失の意味は以下の通りです。
・呆気にとられてしまうこと。
・我を忘れて呆けるさま。
茫然自失は、我を失うくらい呆気にとられてしまうさまを表すことができる四字熟語です。思わぬ出来事に直面して驚きを隠せないさまを表す際には使える言葉です。覚えておけるといいと思います。
茫然自失の由来・出典
茫然自失の「茫然」は気が抜けてぼんやりとしているさまを表しており、「自失」も同様に気が抜けてぼんやりとしているさまを表しています。これらの言葉を組み合わせて茫然自失という四字熟語が成り立っています。
茫然自失の類義語・同義語
｢茫然自失｣の類義語には、｢吃驚仰天｣｢顔面蒼白｣｢聞風喪胆」などが挙げられます。
茫然自失の使い方・例文
例文1.親友だった友達が音信不通になり、茫然自失になる。
例文2.映画を見ていたが思わぬ急展開に茫然自失になってしまう。
例文3.彼の余りにも無責任な発言に茫然自失としてしまう。
例文4.信じていた人に裏切られてしまい、茫然自失になる。
例文5.大切にしていたものをなくしてしまい、茫然自失になる。
このように茫然自失は、驚き呆気にとられたさまを表すことができます。
茫然自失の会話例
これは、彼女と別れたことを話している様子です。
茫然自失の豆知識
茫然自失ということは、あまりポジティブな文脈で使われることはあまりないです。それは茫然自失という言葉が我を忘れて呆けているさまなどを表す言葉であるからです。このように使われることを覚えておけるといいと思います。
茫然自失の難易度
茫然自失の漢字の難易度は、「茫」は難しい漢字です。「然」は小学4年生程度、「自」は小学2年生程度、「失」は小学4年生程度です。
茫然自失のまとめ
日常的には無いかもしれませんが、茫然自失してしまうということは生活していればあると思います。気が抜けてぼんやりとしてしまったり、呆気にとられているさまを茫然自失という四字熟語は一言で簡単に言い表すことができます。これを機に覚えて使いこなせるといいと思います。
