率先垂範(そっせんすいはん)
皆さんの性格は何にでも率先して行動するタイプですか？どのような人にもいろいろな性格があります。今回はそのような人の性格を表す「率先垂範」という四文字熟語について詳しく紹介していきたいと思います。
率先垂範の意味
「率先垂範」とは、「自ら積極的に行動し、物事のお手本を見せる」とされています。部活などをしていた人はよく言われていて、身に染みて感じている意味ではないでしょうか？
率先垂範の由来・出典
「率先垂範」の出典は、中国の古典であるとされています。率先垂範は、自ら積極的に行動するする意味を持つ「率先」とお手本を見せる意味を持つ「垂範」の2つの意味を重ね合わせてできた四字熟語です。
そのため、「率先」のみの熟語として使われることも多く「率先して○○をした」などと使用されます。また、「範」には竹枠という意味を持っており、「模範や型」を指しています。そのことから、武道の世界でも「師範」がいます。
これは「模範や型を教えてくれる師」という事です。「率先垂範」はあくまで、行動が伴っていなければいけません。なので、口先だけで物事を指示し、行動しない人は「率先垂範」しているとは言えないことになります。
また、「率」と「卒」の漢字を間違えてしまう方が時折いますので、要注意です。
率先垂範の類義語・同義語
「率先垂範」の類義語として、「率先励行」「率先躬行」「実践躬行」などが挙げられます。
率先垂範の使い方・例文
例文1.あの先輩は率先垂範する人だとおもう。
例文2.今年の新入社員は、率先垂範している先輩を見習おうと努力する。
例文3.チームリーダーには率先垂範することが求められる。
例文4.リーダーが率先垂範すると、メンバーは自ずとついてくる。
例文5.全員が率先垂範することで、全ての物事がうまくいった。
率先垂範する事は、人の上に立つにはとても重要な事ですね。
率先垂範の会話例
率先垂範しながら、みんなの様子をしっかり見れるように努力する事が大事と言えますね。
率先垂範の豆知識
「率先垂範」の対義語として、「反面教師」「他山の石」があげられます。
率先垂範の難易度
「率先垂範」は、学校で耳にすることはありますが、授業で習得する四字熟語ではありません。しかし、漢字検4級レベルの四字熟語なので、漢字検定を受ける人は覚えておかなければいけない漢字です。
率先垂範のまとめ
率先垂範できる先輩や上司、もしくは自分で率先垂範を心掛けていますか？率先垂範した行動は、みんなからの信頼も集めやすいです。是非、それぞれの状況で率先垂範できるところから始めていいのではないでしょうか。
