【率先励行(そっせんれいこう)】の意味を例文や会話、由来・出典まで解説!

率先励行(そっせんれいこう)

皆さんは集団生活の中でリーダーシップをとるタイプですか。それとも縁の下の力持ちタイプですか。どちらもその集団にとっては欠かせない存在ですよね。今回は前者のリーダー気質な人を表す「率先励行」という言葉について、その意味や語源から実用的な使い方や会話文まで詳しく説明していきます。

率先励行の意味

「率先励行」とは、集団の先頭に立ち周囲を引っ張っていくことを意味します。

率先励行の由来・出典

「率先」は、集団の先頭に立って物事を行うことを言います。そして「励行」には、決めたこともしくは決められたことをしっかり実行するという意味があります。この二つの語によって、「率先励行」という四字熟語は成り立っています。

率先励行の類義語・同義語

「率先励行」の類語には、「実践躬行」や「陣頭指揮」「率先垂範」などが挙げられます。

率先励行の使い方・例文

例文1.彼は率先励行して校内の美化活動に努める。
例文2.リーダーは率先励行する姿勢を見せなければいけない。
例文3.率先励行する者がいないので、なかなか進展しない。
例文4.彼の行動は率先励行と言うよりも、早とちりもしくは空回りである。
例文5.率先励行して他人のしたがらない作業を請け負う。
率先励行を心がけて自ら動くことで回りの人が認めて、リーダーが作られていくのかもしれませんね。

率先励行の会話例

男性
グループでの作品作成はもう終わった?
女性
三日前には終わってたよ。グループリーダーが上手く率先励行してくれて、効率よく作業を分担できたんだ。
男性
すごいね。僕のグループは後一週間はかかりそうだよ。
女性
頑張ってね、良い作品を期待してるよ。

作品についても、率先励行で進めてくれているリーダーがいて、予定よりも早く終わっているんですね。

率先励行の豆知識

最近は、絶対的なリーダーというものは存在しないという意味の「ホラクラシー」という組織の運営方法があります。これは自然発生的な行動、率先励行によって生まれてくるリーダーを軸とする組織運営とは対極にあるものと言えるかもしれません。

率先励行の難易度

「率先励行」は漢字検定二級以下の比較的簡単な四字熟語です。

率先励行のまとめ

今回は、集団の先頭で周りを引っ張っていくことを意味する「率先励行」という四字熟語について解説しました。リーダーを決める際は慎重に選ばなければ、良からぬ方向へメンバーを導いてしまうこともあるので注意しましょう。

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