自画自賛(じがじさん)
「自画自賛」とは、自分で自分のことを褒めたり称賛することです。誰しも承認欲求が少なからずあり自分を褒めることは自己肯定感を高めたり自信がつくものです。今回はそんな「自画自賛」の解説です。
自画自賛の意味
自画自賛の意味は以下の通りです。
・自分のことを褒め称えること。
・自分がしたことを自分で褒めること。
・自分の書いた絵に自分で称賛を送る。
漢字を紐解いていくと、自分の描いた絵画（自画）に自分で「賛」（自賛）を送るところから現在の意味になりました。人によっては自分のことが好きで｢自画自賛｣をしたがる人もいますが、一方で自分のことを褒められずネガティブばかりに捉えてしまいます。日本では｢自画自賛｣できるような人は多くはないため、これが日本では自己肯定感が低い原因の一つだと感じています。
自画自賛の由来・出典
｢自画自賛｣は東洋画の詩歌・文章に由来します。東洋画では絵画に関した詩文を「画賛」や「賛」と言ったそうです。その詩文を自分で書き入れることを「自画自賛」や「自画賛」といいました。この場合の「賛」には褒め称えるという意味はありませんでしたがいつしか自分自身を褒める意味で｢自画自賛｣が使われるようになりました。
自画自賛の類義語・同義語
｢自画自賛｣の類義語には、「手前味噌 」「我褒め」「自賛」などがあげられます。
自画自賛の使い方・例文
例文1.チームが優勝できたのは自分のおかげだと自画自賛をする。
例文2.側から見れば小さなことでも本人にとっては大きな一歩であるため自画自賛したい気持ちも理解できる。
例文3.徹夜で頑張ったおかげで赤点を免れたため自画自賛をする。
例文4.彼氏は自分のことが完璧な人物だと自画自賛をするが、抜けている部分がある。
たまたま当たった宝くじに対して日頃の行いがいいと自画自賛している。例文.5
｢自画自賛｣を使った例文となります。
自画自賛の会話例
同じクラスの生徒同士の会話です。
自画自賛の豆知識
｢自画自賛｣ の「画」は時々「我」と間違われることがありますが、元々は自分の絵画に対して「賛」を送ったため「画」が正しい漢字になります。
自画自賛の難易度
｢自画自賛｣は漢字検定1級から9級相当の文字組み合わせで、”自”は9級で小学2年生レベル、”画”は9級で小学2年生レベル、”自”は準1級で大学・一般レベル、”賛”は6級で小学5年生レベル、の四字熟語となります。
自画自賛のまとめ
あまりポジティブな意味でとらえる人は多くありませんがたまには自分のことを｢自画自賛｣して自己肯定感を上げてみると気分が良くなったりするものです。使い過ぎには気をつけましょう。
