【朝三暮四(ちょうさんぼし)】の意味と由来、使い方を実例で解説!

朝三暮四(ちょうさんぼし)

朝三暮四の意味

朝三暮四の意味は以下の通りです。
・目先の差にこだわり、結果が変わらない事に気付かない事。
・言葉で上手く話し、他人をごまかす事。

「朝三暮四」とは目先の利益にとらわれて同じことだと気付かない。という意味を持ち、人を少し馬鹿にするような時に使用されることが多い。

朝三暮四の由来・出典

「朝三暮四」の由来は、中国の宋に住む男が、飼っているサルに朝は三個、夜は四個実をやると言ったところ、サルは少ないと怒り出した。男は朝に四個、夜に三個と提案するとサルは喜んだという故事に由来します。

朝三暮四の類義語・同義語

「朝三暮四」の類義語には、朝四暮三(ちょうしぼさん)、三百代言(さんびゃくだいげん)などが挙げられます。

朝三暮四の使い方・例文

例文1.どれを買っても結局は朝三暮四だった。
例文2.家にいても、出かけても特にすることないから朝三暮四だよな。
例文3.ダイエット期間に多く食べてしまい朝三暮四だ。
例文4.値下がりしたと思ったら着払いになっていたため朝三暮四だった。
例文5.保険料を多く支払ったが、結局は年末調整で帰ってくるので朝三暮四だ。
朝三暮四の例文となっております。

朝三暮四の会話例

男性
単品で買うよりセットの方が安いかな~
女性
ここのお店は単品でもセットでも料金は変わらないよ。
男性
でもセットを頼むと気持ち的には良いよね。いっぱい食べられるし。
女性
典型的な朝三暮四だね。

お店で商品を注文する男性と女性の会話です。

朝三暮四の豆知識

中国では、考えなどが定まらずあてにならないという意味で用いられます。

朝三暮四の難易度

「朝三暮四」は漢字検定五級で出題されることがある四字熟語です。

朝三暮四のまとめ

今回は「朝三暮四」について解説させていただきましたが、いかがだったでしょうか。三と四を入れ替えても意味が同じというところが、由来のサルのお話と似ていて面白いですね。言葉自体もそれほど難しい漢字の構成ではないので、ぜひ覚えておきましょう。

結局のところ、朝三暮四だ。
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