尊王攘夷(そんのうじょうい)
日本は島国であるため、ほか国とは海を渡って交流を図るわけですが、江戸時代には、多くの外国人が日本を訪れてました。その際に鎖国をしている日本に対して開国するように求めることがあったと言われています。ですが中には、そんな変化を快く思わない人もおり、王を敬い攘夷といって外国人を排除しようと考える人もいたと言われています。そんな時に尊皇攘夷という言葉が使われましたが、今回はそんな尊皇攘夷について意味や使い方を見ていきたいと思います。
尊王攘夷の意味
尊王攘夷の意味は以下の通りです。
・王のことを敬い、外敵を排除しようするさま。
・幕末の思想のことであり、君主を尊び、外敵を退けようすること。
尊王攘夷は、江戸時代について勉強したことがある人なら一度は、耳にしたことがあると思います。そんな思想から多くの歴史的な出来事が起こったとされています。尊王攘夷という言葉の意味を知っておけば自ずとそういった歴史についても理解できると思うので覚えておくといいと思います。
尊王攘夷の由来・出典
尊王攘夷の「尊王」は王を尊ぶことであり、「攘夷」は外敵を打ち払うことを表しています。このことから尊王攘夷という言葉が王を敬い、外敵を排除するという意味で使われるようになったと考えられています。
尊王攘夷の類義語・同義語
「尊王攘夷」の類義語には、「忠君愛国」「国粋主義」「排外主義」などが挙げられます。
尊王攘夷の使い方・例文
例文1.幕府の政治に対して不満を持つものは、尊王攘夷という考えのもと倒幕を企んでいた。
例文2.もし、私が江戸時代の幕末で生きていたなら尊王攘夷という考えを持っていたに違いない。
例文3.尊王攘夷活動で多くの被害者がでる。
例文4.黒船来航により、開国してしまったことがきっかけとなり、より尊王攘夷運動が盛んになる。
例文5.外国人が多くの犯罪を犯し、治安が悪くなったことを快く思わなった彼は尊王攘夷という思想を持つようになった。
このように尊王攘夷は、主に幕末の王を敬い、外国人を排除しようとする思想のこと表す際に使われる言葉です。
尊王攘夷の会話例
これは、新撰組について話している様子です。
尊王攘夷の豆知識
そもそも尊王攘夷という言葉が使われるようになったきっかけはペリーの黒船来航にあります。皆さんも義務教育で学習したことがあり、耳にしたことがあるという人も多いと思います。それまで鎖国体制をとっていた日本は、開国することに対して、外国人に対して敵対意識があったと言われています。そのことから尊皇攘夷という思想が生まれそういった言葉が使われるようになったと言われています。
尊王攘夷の難易度
尊王攘夷の漢字の難易度は、「尊」は小学6年生程度、「王」は小学1年生程度、「攘」はとても難しい漢字となっています。また、「夷」も難しい漢字です。攘夷という言葉自体は耳にすることもあるとあると思うので漢字を覚えておけるといいと思います。
尊王攘夷のまとめ
尊王攘夷という言葉は日本で起きた歴史的出来事と合わせて使われることが圧倒的に多い言葉です。今日でも幕末を舞台としたアニメやドラマ、小説など多く存在します。そういった作品では、尊王攘夷という言葉を耳にすることもあると思います。なので今回を気に覚えておけるといいと思います。