【百錬成鋼 (ひゃくれんせいこう)】の意味と由来、使い方を実例で解説!

百錬成鋼(ひゃくれんせいこう)

さまざまな鉱物は、「熱して、叩いて、冷やす」ことを繰り返して、強靭な刀になったり、斧になったりします。
それは人間も同じで、心も肉体も鍛え上げることで強固な体になったり、強い精神力を作ることができます。今回はそのような事を表した四字熟語「百錬成鋼」について紹介していきます。

百錬成鋼の意味

「百錬成鋼」とは、「幾たびも鍛え上げることで、鋼と成る」という事です。それを人間に例えると、「努力や鍛錬の積み重ねで、すごい能力や精神力を発揮する」と置き替えれます。

百錬成鋼の由来・出典

「百錬成鋼」の出典などは分かっておらず、「百錬成鋼」の漢字の意味をそのまま人の性質に持ってきたことで使われ始めたのではないかと言われています。そのため、「百錬鋼を成す」と訓読する場合もあります。
このように生半可な努力ではなく、努力に努力を重ね、出来上がった肉体や精神力に対して使う言葉です。一般的にも使用することができる言葉なので、是非覚えてみてください。

百錬成鋼の類義語・同義語

「百錬成鋼」の類義語として、「不撓不屈の精神」、「強靭な精神力」などが挙げられます。

百錬成鋼の使い方・例文

例文1.先祖を辿ると、50年山籠もりをして百錬成鋼になった人がいた。
例文2.横綱の地位を3年連続守る事は百錬成鋼の精神がなければできない。
例文3.息子が社会の荒波にもまれ、百錬成鋼、立派に成長して帰ってきた。
例文4.ボティービルで一位を取ることは百錬成鋼の意志と肉体が必要である。
例文5.営業に失敗してばかりいるが、百錬成鋼に繋げるべくチャレンジし続けている。
百錬成鋼な人はちょっとやそっとではめげないでしょう。

百錬成鋼の会話例

男性
あれ柔道習い始めたって本当?いきなりどうしたの?
女性
百錬成鋼の精神と肉体を身に着けようと思ってね。
男性
へー。まぁ、肉体だけ成長しないようにね。
女性
分かってるよ!心も鍛錬するようにしているよ!

百錬成鋼な人は精神力が強いですね。

百錬成鋼の豆知識

「百錬成鋼」は、読みやすく意味も理解しやすい事から、ビジネスシーンでも使用されます。また、座右の銘としても使う方がいます。

百錬成鋼の難易度

「百錬成鋼」の修得は中学校卒業程度となっており、漢字検定3級レベルです。

百錬成鋼のまとめ

「百錬成鋼」はいかがだったでしょうか?これから人生でつまずいた時は、この言葉を思い出して、乗り越えてみてはいかがでしょうか。

理想の姿を求めて百錬成鋼を重ねる男性
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