【切磋琢磨(せっさたくま)】の意味と例文と使い方

切磋琢磨(せっさたくま)

若い新婚夫婦などに相応しい言葉が、今回の「切磋琢磨」ではないでしょうか?

切磋琢磨の意味

「切磋琢磨」の意味は以下の通りです。
・友人や仲間同士が互いに励まし、時には競争し合い向上していく。
・学問や道徳、技術などを互いに努力を重ねて一層磨き上げ向上する。
”切”は「刻む」「磨く」、”磋”は「磨く」「石や玉や骨を磨く」「励む」、”琢”は「打つ」「珠を磨く」「学問を磨く」、”磨”は「磨く」「励む」という意味があり、合わせて上記の意味が込められています。それぞれの文字に「磨く」という意味がある事から、より一層練習や努力をすると解釈できます。元々の「切磋琢磨」は学問や道徳などを互いに磨き上げるという意味ですが、現代では例えばスポーツ、研究開発、芸事などあらゆる分野や場面で仲間同士が向上する目的で高め合う際に使用できます。

切磋琢磨の由来・出典

「切磋琢磨」の由来は、孔子による中国最古の詩篇「詩経」の「衛風・淇奥」とされています。その後は、平安時代の僧・最澄

切磋琢磨の類義語・同義語

「切磋琢磨」の類義語には、「砥礪切磋」「和衷共同」などが挙げられます。

切磋琢磨の使い方・例文

例文1.親友でもあり良きライバルの〇〇君とは、切磋琢磨という関係がしっくりくる。
例文2.オンラインゲームでは、世界中の仲間と切磋琢磨しながら遊べる。
例文3.同期入社で酸いも甘いも切磋琢磨してきた彼女と、まさか10年後に結婚するとは思いもしなかった。
例文4.切磋琢磨できる友人が居るのは、本当に羨ましいと中年になって気が付いた。
例文5.子供に勉強を教えたら、逆にスマホやゲームを教えてもらう。息子とはいつしか切磋琢磨な関係になっていた。
切磋琢磨出来る人がいると何事も成長が早いですね。

切磋琢磨の会話例

男性
美味しそうなお弁当じゃない!
女性
実はこれって、旦那の手作りなんです。
男性
仲が良い夫婦だこと。
女性
お弁当や料理だけでなく、何でも切磋琢磨できる関係にするって、結婚前からルール決めしたからです。

切磋琢磨出来る夫婦関係はわるくないですね。

切磋琢磨の豆知識

「切磋琢磨」は、石や玉などを磨く事から誕生したとされる四字熟語です。人類における石の歴史は大変古く、250万年以上前となります。初期の段階では、装飾品や儀式に用いられ、その後に石皿や道具となり、さらに武器などへ変化しました。これらの作業工程では石を磨くので、それが大変苦労を伴う事から、「切磋琢磨」とは大変重い言葉なのです。

切磋琢磨の難易度

「切磋琢磨」は漢字検定1級相当で、大学・一般レベルの難解な四字熟語となります。「琢」は漢検準一級レベル、「磋」は漢検一級レベル、「磨」は漢検準二級レベルの漢字になります。

切磋琢磨のまとめ

「切磋琢磨」は、友人や仲間が互いに学問や技術を高め合うという意味を持つ四字熟語です。元となったのは、石や宝石、或いは動物の角や骨などを磨く行為で、それがいつからか現在の様な意味になりました。

切磋琢磨して成長する
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