【家書万金(かしょばんきん)】の意味と例文と使い方

家書万金(かしょばんきん)

故郷から離れて生活をしていれば、故郷のことを思い出したり、故郷のことを恋しく思ったりすることがあると思います。特に長い間同じ屋根の下で暮らした家族と離れることがあれば、久しぶりに会いたいと思うものです。そんな故郷から、家族から離れた地で家族から手紙を貰うということは大変嬉しいことだと思います。そんな様子を表す言葉として家書万金という四字熟語があります。今回は、そんな家書万金について意味や由来、類義語、使い方などを見ていきたいと思います。

家書万金の意味

家書万金の意味は以下の通りです。
・家族からの便りはなにより嬉しいこと。
・異国の地での家族からの手紙は大金に値するほど価値があるということ。
家書万金は、家族から手紙を喜ぶ様子を一言で表すにはとても便利な言葉です。家書万金は特に家族と離れている場合や家族と会うことができない状況下での手紙のありがたさを指すことが多いのです。覚えておけるといいと思います。

家書万金の由来・出典

家書万金の「家書」は自分の家から届いた手紙のことで、「万金」は多くのお金のことを指します。これらの言葉を組み合わせて家書万金という四字熟語が成り立っています。

家書万金の類義語・同義語

「家書万金」の類義語には、「空谷跫音」「子墨客卿」「文人墨客」などが挙げられます。

家書万金の使い方・例文

例文1.上京して働いている彼女にとって家族からの手紙は家書万金に値する。
例文2.故郷を恋しく思っている頃、家族からの手紙が届き、家書万金だと思う。
例文3.月に一度送られてくる家書万金のおかげで頑張ることができる。
例文4.今でも落ち込んだときがあったら家書万金である手紙を読み直している。
例文5.出張が長引いていることを気にかけて家族が便りを送ってくれた。まさに家書万金であった。
このように家書万金は、家族からの便りはなにより嬉しいことを表すことができます。

家書万金の会話例

男性
最近、故郷に帰ることができていなくてね。家族にも会えていないんだ。
女性
そうだったのね。それは大変だわ。ゴールデンウィークに会う予定はないのかしら。
男性
予定が会わなくてね。ただ夏には会えそうだから家書万金を励みに日々を頑張っていこうと思うよ。
女性
そうね。やはり家族からの手紙は嬉しいものよね。

これは、なかなか家族と会えていない男性が女性と話している様子です。

家書万金の豆知識

昔は今日ようにスマートフォンやインターネットが普及していなかったため、簡単に遠く離れた地の人と連絡を取ることができなかったのです。そのため、手紙というのは相手の安否を確認することができ、離れた人に思いを伝えることのできるかけがえのないものだったことがわかります。

家書万金の難易度

家書万金の漢字の難易度は、「家」は小学2年生程度、「書」は小学2年生程度です。「万」は小学2年生程度、「金」は小学1年生程度です。

家書万金のまとめ

手紙というのは昔から心中に秘めた思いを伝えることができるものだったと言われています。歴史を確認すれば、思いを恋文などにして伝えることもあったと言われています。昔から手紙というものは万金に値すると考えられていて、今日でも家書万金という四字熟語を使うことがあります。そういった背景を合わせて覚えておけるといいと思います。

戦時中の手紙は家書万金である。
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