一族郎党(いちぞくろうとう)
皆さんにも血縁関係に当たる人、まるで家族のように親しい人、利益を同じくする人など密接な関係な人はいると思います。そういった関係の人は、共に過ごす時間も多く困ったときにはお互いに支え合うことも多いです。そんな人たちを言い表す言葉として一族郎党という四字熟語があります。今回は、そんな一族郎党について意味や由来、類義語、使い方、豆知識、難易度など合わせてみていきたいと思います。
一族郎党の意味
一族郎党の意味は以下の通りです。
・血縁関係にある人。
・従者や家来。
・利益を同じくする仲間。
・親しい間柄の人。
一族郎党は、広く言えば密接な関係にあるものを表す言葉です。家族同然などの相手には、一族郎党ということができます。
一族郎党の由来・出典
一族郎党の「一族」は、同じ氏族のことを意味しており、「郎党」中世の武士における主家の一族や従者のことを意味しています。これらの言葉を組み合わせて一族郎党という言葉は成り立っていることがわかります。
一族郎党の類義語・同義語
「一族郎党」の類義語には、「妻子眷族」「一家眷族」「一味徒党」などが挙げられます。
一族郎党の使い方・例文
例文1.路頭に暮れて生活していくことが困難になり、一族郎党に頼る。
例文2.ゴールデンウイークには、一族郎党で集まり皆で過ごすのが我が家の習わしである。
例文3.一族郎党、誰かが困ったときにはお互いに支え合う。
例文4.一族郎党、利益を同じくするもの同士ここは手を組まないか。
例文5.彼はとても優秀で忠誠心が強いので、一族郎党に家来として迎える。
このように一族郎党は、血縁関係のあるものや利益を同じにするものを表すには最適な言葉です。
一族郎党の会話例
これは、年末年始何をしていた話している様子です。
一族郎党の豆知識
昔は、人には地位や身分があり、権力のあるものは人々を従えることがあったと言われています。そんな従者や家来も一族郎党という四字熟語では意味します。そういった権力のあるものは富も多く持ち合わせており、利害関係を共にするものもいたことだと思います。一族郎党という言葉そういった関係にあるものも同じ表すことができる四字熟語であることを覚えておくといいと思います。
一族郎党の難易度
一族郎党の漢字の難易度は、「一」は小学1年生程度、「族」は小学3年生程度、「郎」は漢検4級程度、「党」は小学6年生程度です。
一族郎党のまとめ
今日では、血縁関係にある人々のことを親戚ということが多いです。その親戚という言葉は一族郎党という言葉に置き換えることができます。また、一族郎党という言葉は親戚と違って血縁関係にないものでも含むことがあるので使える場面も多いと思います。これを機に覚えて使いこなせるといいと思います。