【軽妙洒脱(けいみょうしゃだつ)】の意味を例文や会話、由来・出典まで解説!

軽妙洒脱(けいみょうしゃだつ)

「軽妙洒脱」はどの様な意味があると思いますか? 私などは文字からして、オシャレな男性は女性からモテるという印象を抱きました。オシャレでセンスが良いと、どんな時代でも女性から高評価となるので、結果的にはモテるとなるのです。しかし、四字熟語は基本的に大昔の言葉なので、そんな時代にこんなあからさまな意味が込められているとは、考え難いものです。それでは、「軽妙洒脱」はどんな意味なのか詳しく調べてみました。

軽妙洒脱の意味

「軽妙洒脱」の意味は以下の通りです。
・軽やかで洒落ている。あかぬけている。
・会話や文章などが洗練されている事。
”軽妙”は「軽やかで巧み」「文章や会話や技などが軽快で上手い」、”洒脱”は「あっさりして洒落ている」「あかぬけている」となり、上記の様な意味合いです。要は会話などがオシャレな人や今っぽい人、センス良いと思わせる人を「軽妙洒脱」と言います。厳密にはファッションではなく会話や文章などのセンス良い人となり、性格や話術や文章などのセンス良さの事です。しかし、文章ならともかく、会話や性格は外見もあって他人が評価する点もあるので、いくら当時は関係がないと言っても、現代で解釈するなら多少は外見良さを洒落ていると判断するべき材料ではないでしょうか。また、軽やかや洗練はある意味で抽象的で男性や女性、年代によっても受け止め方が違ってきます。ですから、「軽妙洒脱」はかなり漠然としていますが、相手が好意的に感じ取ってくれた文章が会話が当て嵌まるとも解釈できます。実際に文章で使う場合は、「軽妙洒脱な会話」「軽妙洒脱な文体」といった形になります。

軽妙洒脱の由来・出典

「軽妙洒脱」の由来は、残念ながら不明です。文献としては、戦後の女流文学を代表する小説家・芝木好子の著書「湯葉」(1960年)などに文言が記されています。

軽妙洒脱の類義語・同義語

「軽妙洒脱」の類義語には、「滑稽洒脱」「洒洒落落」などが挙げられます。

軽妙洒脱の使い方・例文

例文1.姉は普段は事務職で大人しいのに、SNSでは知る人ぞ知るインフルエンサーで、今日も元気に軽妙洒脱なメッセ―ジをスマホで書き込んで投稿している。
例文2.軽妙洒脱な文章を作ろうと、小説を読み漁って有名作家からコツを掴もうとしているが、なかなか難しいものだ。
例文3.軽妙洒脱な性格の弟は、今日もクラスの女子からモテているようだ。
例文4.担任教師が軽妙洒脱に昔話を語るが、時代が違うのか、現代っ子の心にはまったく響いていない。
例文5.芸人がテレビで面白話を語るよりも、ラジオで活躍している人の方が軽妙洒脱な会話スキルに長けていると思う。
言葉や会話のセンスあるのを「軽妙洒脱」とした例文です。

軽妙洒脱の会話例

男性
この芸能人は本当に面白いね!
女性
本当にそうね。役者にしておくのが勿体ない。お笑いでも成功していたよね!
男性
うん。特にトーク番組での軽妙洒脱な話の数々は、オチが分かっていても引き込まれるよ。
女性
あなたも見習って、少しは軽妙洒脱な会話が出来る様に練習したらいいんじゃない?

役者ながらトーク番組でも大活躍の芸能人について、夫婦が会話を繰り広げます。

軽妙洒脱の豆知識

「軽妙洒脱」は会話や文体が軽妙という意味ですが、では軽妙な会話とは具体的にはどの様な事なのでしょうか? 会話は一人では出来ないので相手が必要です。互いにバカ話を繰り広げれば良いのかというと、それも違いますよね。前記しましたが、軽妙は軽やかで巧みといった意味合いがあるからです。すると、お互いがテンポ良く会話して合間に冗談を入れて、センス良さを感じさせるのが肝ではないかと思います。第三者が聞いていてもテンポ良さに惹き込まれ思わず笑ってしまったり、納得させるのが軽妙な会話であり「軽妙洒脱」だと個人的には思っています。

軽妙洒脱の難易度

「軽妙洒脱」は漢字検定1級から8級相当の文字組み合わせで、”洒”は1級で大学一般レベル、”妙”と”脱”は4級で中学レベル、”軽”は8級で小学校中学年レベルの四字熟語となります。

軽妙洒脱のまとめ

「軽妙洒脱」は、軽やかで洒落ているや洗練されているという意味で、具体的にはそんな文章や会話に対して使う四字熟語です。ですから、ファッション的なオシャレではなく、飽く迄も会話や文章に光るセンスがある時に使います。

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