【死屍累々(ししるいるい)】の意味と由来、使い方を実例で解説!

死屍累々(ししるいるい)

夏になると怪奇現象やホラーを扱った番組や映画が自然と増えていきます。日本の場合は夏=怪奇・心霊現象、またはオカルトといった言葉がセットと言っても最早過言ではないようです。ところで、そんな時に思い浮かぶ四字熟語というと「死屍累々」ではないでしょうか? 文字の綴りからも、死体を連想しない訳にはいきませんよね。そんな恐怖の四字熟語「死屍累々」について調べてみました。

死屍累々の意味

「死屍累々」の意味は以下の通りです。
・沢山の死体が重なり合っている。死体だらけで惨たらしい様子。
・死体が折り重なって周囲にいくつも転がっている。
・仕事や事業がうまくいかず、関係者に迷惑や損害を与えた際の喩え。
「死屍累々」は、基本となるのは死体がいくつも折り重なっている状態ですが、転じて仕事などで相手に迷惑や被害を与えた場合にも用いられる表現です。”死屍”は「死体」「しかばね」「亡骸」、”累累”は「積み重なる」「重なり合う」で上記の様な意味合いです。前文でも触れたように、ホラーや怪奇現象などで登場する事が多い言葉ですが、近年は他にもSNSなどで若者が流行語の様に積極的に使用したり、業績不振な大企業を皮肉る際に用いられたりもします。

死屍累々の由来・出典

「死屍累々」の由来は残念ながら不明です。”死屍”については、「死屍に鞭打つ」という諺がありそこから派生したのではと、飽く迄も憶測ですが考えられます。「死屍に鞭打つ」の由来は、中国前漢時代の歴史書「史記」の「伍子胥伝」となります。

死屍累々の類義語・同義語

「死屍累々」の類義語は「屍山血河」、四字熟語以外では「死体の山」「民族浄化」「惨劇」などが挙げられます。

死屍累々の使い方・例文

例文1.この世が華やかに見えるのは大嘘で、死屍累々な世界が本当だと、酒を飲んではぼやいてしまう。
例文2.原爆後の広島や長崎は死屍累々な光景が広がり、全員が絶望しただろう。
例文3.動物達にとって人間は、仲間を死屍累々に扱う憎き存在ではないだろうか。
例文4.今年の猛暑はあまりにも酷く、熱中症で死屍累々の様な状況に陥ってもおかしくなかった。
例文5.日本は平和な国だが、アフリカや中東などは死屍累々な状況が未だに繰り返し起こっている。
死体が転がる悲惨な状況を「死屍累々」とした例文となります。

死屍累々の会話例

男性
ちょっと、庭にきてー!
女性
どうしたの大声出して?
男性
ほら、昆虫がこんなにも死屍累々となっている。不吉な事が起こる前触れかも…。
女性
気持ち悪いものを見せないでよ。たかが虫が死んだだけでしょう!

庭先で昆虫の死骸を発見した夫婦の会話です。

死屍累々の豆知識

「死屍累々」は地獄や残酷な様を連想させるので、似たような四字熟語には「阿鼻叫喚」「叫喚地獄」「極悪非道」「残酷非道」「冷酷無情」などがあります。四字熟語ではこの様な分類の言葉は少ないですが、天国や慈悲の反対として存在意義があるようです。また、子供や悪人には正しい事をしないや悪い事ばかりしていると、死後も酷い目に遭うと教える際に役立ちます。

死屍累々の難易度

「死屍累累」は漢字検定準1級から8級相当の文字組み合わせで、”屍”は準1級で大学一般レベル、”累”は準2級で高校レベル、”死”は8級で小学校中学年レベルの四字熟語となります。

死屍累々のまとめ

「死屍累々」は、いくつもの死体が折り重なっているや死体だらけという意味で、恐怖や残酷を伝える代名詞とも呼べる四字熟語です。また、転じて仕事などで関係者に損害を与えた場合にも用いられます。

死屍累々な墓場は恐怖だ
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