淫祠邪教(いんしじゃきょう)
今でも宗教を信仰するということはありますが、昔は今日以上に信仰心が強いことが多々あったとされています。また、宗教にも色々なものがあり、考え方が大きく異なるものもあったと言われています。そのことから違う宗教を信仰する人を邪教徒と言い、敵対視することがあったと言われています。そんな敵性宗教のことを淫祠邪教ということがあります。今回は、そんな淫祠邪教について説明していきたいと思います。
淫祠邪教の意味
淫祠邪教の意味は以下の通りです。
・邪神を祀るほこらと邪宗のこと。
・反体制的な敵性宗教のこと。
淫祠邪教は、敵対関係にある宗教などを罵るときに使われます。覚えておくと役に立つと思います。
淫祠邪教の由来・出典
淫祠邪教の「淫祠」は邪神をまつるやしろのことを表しており、「邪教」は人を悪へと導く宗教のことを表しています。これらの言葉を組み合わせて淫祠邪教という四字熟語は成り立っています。
淫祠邪教の類義語・同義語
｢淫祠邪教｣の類義語には、｢異端邪説｣｢異端邪宗｣｢邪宗異端」などが挙げられます。
淫祠邪教の使い方・例文
例文1.淫祠邪教を広めまわった結果、多くの人を悪い道へ導いてしまった。
例文2.王都の勢力によって、一部の国民が信仰する宗教が淫祠邪教に仕立て上げられてしまう。
例文3.淫祠邪教だと言われようと、私達の信仰心は揺るがない。
例文4.無知な人たちを洗脳し、淫祠邪教を崇めさせようと試みる。
例文5.淫祠邪教を信仰していることが理由で、家族に見放されてしまう。
このように淫祠邪教は、邪宗のことを表すことができます。
淫祠邪教の会話例
これは、淫祠邪教が問題を起こして困っている様子です。
淫祠邪教の豆知識
たとえ人道に背かない良い教えの宗教であったとしても敵性宗教とみなされれば淫祠邪教と言われ蔑まれることがあります。昔は、淫祠邪教であれば酷い扱いを受けることもあったとされています。
淫祠邪教の難易度
淫祠邪教の漢字の難易度は、「淫」は漢検2級程度、「祠」は難しい漢字なのでこれを機にしっかりと覚えておくといいと思います。また、「邪」は漢検3級程度、「教」は小学2年生程度です。
淫祠邪教のまとめ
日本には、淫祠邪教ではない多くの宗教の文化や行事が取り入れられています。行事でクリスマスに七夕、七五三やハロウィンなど様々なものがあると思います。行事の日はニュースになるほど盛り上がることも多い日本ですが、そんな行事の背景や歴史などを知っておけるとよりイベントも楽しめると思うのでこれ機に調べてみるとよいと思います。
