【日月星辰(じつげつせいしん)】の意味を例文や会話、由来・出典まで解説!

日月星辰(じつげつせいしん)

「日月星辰」とは「太陽・月・星・空などの総称」です。時間や天候などに関係なく、大空に燦燦と輝く様々なものを一纏めにした言葉なので、便利と言えば大変便利なのは間違いありません。しかし四字熟語の中でも実はかなり異質な言葉で、類似のものは少なく覚えていると鼻高々となります。そんな「日月星辰」の解説となります。

日月星辰の意味

「日月星辰」の意味は以下の通りです。
 ・太陽や月や星などの天体が交わる。
 ・空、天空、天上、大空などの事。
 ・日(太陽)、月、星(星座)を並べた言葉で、これらを観測する事。
”日月”は「太陽と月」「月日」「年月」「日や月の経過」、”星辰”は「星」「星座」「星の総称」で、日=太陽、月=天体の月、星辰=星座となり、空や大空や星座という意味合いになります。要するに、大空を見上げるとこれらが見えるので、その総称と言える言葉です。したがって例えば、悲しい時に「日月星辰を見上げると元気が出る」とする文なら、空を見上げる(太陽や月や星などを観る)と悲しみが吹き飛ぶと解釈できます。

日月星辰の由来・出典

「日月星辰」の由来は、古代中国の歴史書で儒教経典・五経の一つでもある「書経」となります。

日月星辰の類義語・同義語

「日月星辰」の類義語は四字熟語では残念ながらありませんが、四字熟語以外で比較的に近いのは「天球」「天界」「全空間」「上空」「満天」「青天」などがあります。

日月星辰の使い方・例文

例文1.占い好きの妹が最近嵌まっているのが日月星辰を見上げてはブツブツと呪文を唱える事で、その姿に悪魔占いと家族から不気味がられている。
例文2.ストレスが溜まると夜中に車を走らせ、海で日月星辰を堪能するのが趣味だが、最近はコロナで自粛している。
例文3.カーテンを開ければ日月星辰が一目瞭然で現在の天気も分かるのに、それを面倒がってスマホで天気を調べるのだから我ながらどうしようもない。
例文4.紅葉の時期が近付くと、日月星辰や自然が自分を呼んでいる気がして、つい高級カメラなどを購入して準備をしてしまう。
例文5.彼女とのデートでいい雰囲気になり、公園のベンチでキスをしようとタイミングを計っていたら突然天気があやしくなり、どうするべきか悩んでいたら日月星辰から雨が降ってきて残念に思ったら、逆に近くのホテルに泊まれるラッキーチャンスに変わった。
空や星空などで「日月星辰」を使った例文となります。

日月星辰の会話例

男性
昨日UFOが見えたの知ってる? Twitterとかで大盛り上がりだったよ。
女性
そうなの? 全然知らなかった。
男性
それを知って急いで、部屋の窓から日月星辰を見上げたら、不気味な動きをする未確認飛行物体を発見したんだよ。
女性
えっ見えたの? いいなー。

男性が前日のUFO騒動について同僚女性と会話をしています。

日月星辰の豆知識

「日月星辰」から”空”に関する四字熟語は、海や空が極まりなく広い「海闊天空」、空と水が一つになり明るく輝く「上下天光」、雨が止み空が晴れ渡る事から状況が良い方に向かう喩え「雨過天晴」、青い空に白い雲が一片ある事から、旅の途中で親を思う喩え「白雲孤飛」などがあります。

日月星辰の難易度

「日月星辰」は漢字検定準1級から10級相当の文字組み合わせで、”辰”は準1級で大学一般レベル、”星”は9級、”日”と”月”は10級でそれぞれ小学校低学年レベルの四字熟語となります。

日月星辰のまとめ

「日月星辰」は太陽・月・星座(星)を意味する言葉を合わせた四字熟語で、転じて、言葉通りに太陽や月や星座、或いは天体や天空や空の事となります。よって、上空に見える天体でありその総称が「日月星辰」です。

日月星辰の画像
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