【天馬行空(てんばこうくう)】の意味と例文と使い方

天馬行空(てんばこうくう)

行動や考え方が自由な人って周りにもいい影響を与えますよね。特に最近は社会の変化が激しいので、私達も常に柔軟に変化できる人間でありたいものです。そこで今回は、行動、思考が自由であることを意味する天馬行空という言葉について解説していきます。

天馬行空の意味

天馬行空は言動が自由である様や、思考の柔軟性を表す言葉です。また、あまり見ない用法ではありますが、文章が次々に浮かんでくる順調さや筆の進みが良いことも表します。構成する文字の印象からも分かるように、「自由で縛りがない」というイメージだけでも思えておくと良いでしょう。

天馬行空の由来・出典

「天馬」は空をも駆けることが出来る自由な馬を表し、その馬が空を行ったり来たりしている様(行空)から生まれた言葉です。天馬はギリシャ神話に登場するペガサスがモデルとなっています。

天馬行空の類義語・同義語

天馬行空の類義語には「自由奔放」「奔放自在」「不羈奔放」などが挙げられます。

天馬行空の使い方・例文

例文1.子どもたちの柔軟な発想はまさに天馬行空だ。
例文2.子供は好きなときに遊び、好きなときに寝る天馬行空な生き物だ。
例文3.頭の堅い祖父は天馬行空な孫の行動に困惑している。
例文4.今日はやけに筆の進みが良く天馬行空だ。
例文5.天馬行空な筆の進みから一転、今日はまだ一文字も書けていない。
「行動」「思考」の自由さ、筆の進みが順調。この三つの意味をしっかり覚えましょう。

天馬行空の会話例

男性
新型コロナウイルスの影響で、明日からウチの部署は出勤するのも自宅で作業するのも自由らしいよ。
女性
スゴい!私のところはいまだに9時出社が絶対だよ。
男性
ウチの会社はみんな天馬行空だからね。やることやってれば何も言われないんだよ。
女性
羨ましい!私は明日も満員電車で出勤だよ。

コロナ禍でも会社の方針が変わらない女性と、柔軟な思考を持った会社に務める男性の会話です。

天馬行空の豆知識

天馬といえばギリシャ神話のペガサスですが、ペガサスはメデューサとポセイドンの間に生まれた子です。興味のある方は一度ギリシャ神話を調べてみてはいかがでしょうか。

天馬行空の難易度

天馬行空は漢字検定三級以下の簡単な四字熟語です。

天馬行空のまとめ

天馬行空は、考え方や行動が自由である様を表す四字熟語です。最近ではあまり見ない用法ではありますが、筆の進みが順調な様子を表すときにも使うことの出来る言葉です。堅い頭ではいいアイデアも浮かんできません。思考も行動も常に柔軟に自由でいたいですね。

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