雨奇晴好(うきせいこう)
ここ最近、梅雨の季節でなかなか晴天が訪れませんが、皆さんは晴れの日と雨の日ではどちらが好きですか。ほとんどの人が晴れの日と答えるかもしれませんが、「雨奇晴好」という四字熟語は少し違った考え方を私たちに教えてくれます。そこで今回は、「雨奇晴好」という言葉について詳しく解説していきたいと思います。
雨奇晴好の意味
「雨奇晴好」は、「天気に関係なく自然の風景は美しいものだ」という意味です。晴れていると木々や花々の色が鮮やかに見えて美しいですが、雨の日は雨の日で趣があって良いという考え方です。
雨奇晴好の由来・出典
「雨」と「晴」は、言うまでもなく天気を表し、「好」と「奇」はどちらも「良い」という意味を持っています。雨も晴もどちらも良いものだというところから、「雨奇晴好」という四字熟語はできました。
雨奇晴好の類義語・同義語
「雨奇晴好」の類義語には、「甲乙付けがたい」が挙げられます。
雨奇晴好の使い方・例文
例文1.今日はあいにくの雨だが、雨奇晴好だ。
例文2.彼は雨奇晴好だと言うが、雨の日は少し憂鬱そうだ。
例文3.この景色はまさに雨奇晴好で、雨が降っていても鳥肌が立つ美しさだ。
例文4.今回は晴天に恵まれたが、雨奇晴好と言うので雨の日にも来てみたい。
例文5.雨奇晴好だと思わせてくれたこの景色には感謝したい。
雨奇晴好とは言いますが、日本の梅雨のように何日も天気が悪い日が続くと、流石に憂鬱になってしまいますよね。
雨奇晴好の会話例
自然の景色は雨奇晴好だけでなく、季節によっても全然見え方が違うので、何度も楽しめて良いですよね。
雨奇晴好の豆知識
「雨奇晴好」の「奇」には「他と違った優れた面がある」という意味があります。
雨奇晴好の難易度
「雨奇晴好」は、漢字検定二級以上のやや難しい四字熟語となっています。
雨奇晴好のまとめ
今回は、「天気に関係なく自然の風景はいつでも美しい」という意味の、「雨奇晴好」という言葉について解説しました。梅雨の時期、雨の日が続くとどうしても気分が落ち込んでしまいますが、晴天の日の景色はその後にやってくる夏で十分に見ることができます。梅雨の時期だからこそ、外に出て自然の景色を観察してみるのも良いのではないでしょうか。