【感慨無量(かんがいむりょう)】の意味を例文や会話、由来・出典まで解説!

感慨無量(かんがいむりょう)

感無量という言葉は良く使われていると思いますが、これは感慨無量という四字熟語を略した言葉だということをご存知でしたか?
言葉では言い表せない程のしみじみとした感動を表す感慨無量について詳しくご紹介していきます。

感慨無量の意味

感慨無量とは何とも言い表せない程に深くしみじみとした思いになり、胸がいっぱいになる感情や様子を表します。
あまりの深い感動で言葉を無くすような様子ですね。
略した感無量の方が使われる機会が多いですが、感慨無量が元なので是非こちらも使ってみてください。

感慨無量の由来・出典

感慨とは深く身に染みて感じて、しみじみとした気持ちになること。
無量とは計り知れないくらい多い量を表します。
この二つの熟語を合わせて出来た四字熟語です。

感慨無量の類義語・同義語

「感慨無量」の類語・同義語には「意料無限」「感に耐えない」などがあります。

感慨無量の使い方・例文

例文1.感慨無量な面持ちで表彰台に立つ姿に胸打たれた。
例文2.結婚式で男手一つで育てた娘を送り出す父の表情からは感慨無量な様子が見て取れた。
例文3.難産を乗り越え、やっと赤ちゃんを胸に抱くことが出来た時は感慨無量だった。
例文4.感慨無量と感じられる体験が人生を変えた。
例文5.あまりの感動に言葉も出ず、ただただ涙が出てきて感慨無量という状態だった。
感無量が感慨無量の略したものだと覚えてしまえば難なく使いこなせるでしょう。

感慨無量の会話例

男性
お父様はかないり厳しい方だとお聞きしましたが、実際はどんな方なのですか?
女性
昔ながらの恐ろしく厳しい父親で、今まで褒められたことがなかったのですが、最近やっと認めてもらえたようです。
男性
様々なご活躍がお父様の耳にも届いたのでしょうね。
女性
この歳になって親の言動を気にするのも可笑しな話ですが、父から初めて褒めてもらった時は感慨無量でした。

感慨という言葉にはしみじみとした様子も含まれますので、興奮する感動には使いません。

感慨無量の豆知識

感慨無量の慨の字はりっしんべんです。
きへんの概と書き間違えてしまうことが多いので注意しましょう。

感慨無量の難易度

「感慨無量」は漢字検定では3級の範囲です。
3級は中学校卒業程度の難易度なので、しっかりと覚えておきたいですね。

感慨無量のまとめ

感慨無量といえる程の感動は多く身に起こることではありませんが、人生の大切な1ページでしょう。
そんな体験が多く出来る、実りの多い人生を送りたいものですね。

喜びのあまり感慨無量の気持ちになる
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