【舌端月旦(ぜったんげったん)】の意味と由来、使い方を実例で解説!

舌端月旦(ぜったんげったん)

皆さんは日常で他人から批評されることってありますか。その批評が的確であればあるほど、なんだか悔しくて素直に受け入れられない時ってありますよね。今回は批判される側ではなく、する側を表す「舌端月旦」という四字熟語について詳しく解説していきたいと思います。

舌端月旦の意味

「舌端月旦」とは、他人を言葉で批評することを表します。これは一概に悪い行為だと言い切れることではなく、論理がしっかりしている批評は相手にとっても有益なものなので、前後の文脈によって意味をしっかり理解しましょう。

舌端月旦の由来・出典

「舌端」とは、口先という意味があり、「月旦」は人の批評をすることや、月の始めを表します。この二つの言葉が合わさったものが「舌端月旦」という四字熟語です。

舌端月旦の類義語・同義語

「舌端月旦」の類語には「人物月旦」が挙げられます。

舌端月旦の使い方・例文

例文1.彼は舌端月旦されたことに腹を立て、会社を飛び出した。
例文2.彼女は他人を舌端月旦することができないので、上の立場に立つことは難しそうだ。
例文3.祖父は遊んでばかりの私にいつも舌端月旦してくる。
例文4.母は舌端月旦ばかりする父にうんざりしている。
例文5.周囲の的確な舌端月旦のおかげで、私は自分を見つめ直すことができた。
人を舌端月旦するということは見下しているのと同じだと思います。

舌端月旦の会話例

男性
彼は相変わらず舌端月旦してばかりだね。
女性
よく話が尽きないよね。
男性
それだけ人を観察しているってことだよ。
女性
良いように言えばね。

人を観察できても悪いところしか見ていないようです。

舌端月旦の豆知識

「月旦」は毎月の一日という意味もあります。

舌端月旦の難易度

「舌端月旦」は漢字検定二級以上の比較的難しい四字熟語です。

舌端月旦のまとめ

今回は、「他人を口先で批評すること」を意味する、「舌端月旦」という言葉について解説しました。他人からの批評というのは、なかなか受け入れがたいものではありますが、良かれと思ってのアドバイスや、自分では気が付けなかった発見などもあるかもしれません。一概に悪意のあるものだと考えるのはやめた方が良さそうですね。

舌端月旦で威圧
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