斎戒沐浴(さいかいもくよく)
日本人はよく、「日本人のほとんどは無宗教だ」などと自分たちを表現することがありますよね。その一方で、ある宗教では毎日決まった時間に決まった方角に頭を下げて祈りを捧げたり、水浴びをする人たちもいます。彼らにとって神とは非常に神聖な存在であり、身が汚れた状態で神に近づこうとすることは冒涜だと考えています。そこで彼らは「斎戒沐浴」を行うのです。この四字熟語馴染みのある方はあまりいないかと思いますが、今回はこの言葉についてわかりやすく解説していきたいと思いますので、是非最後までご覧ください。
斎戒沐浴の意味
「斎戒沐浴」とは、神や仏に祈りを捧げる前や、何か神聖な仕事に従事する前に身を清めることを意味します。水浴びがその代表例で、「滝行」もこの一つと言えるでしょう。
斎戒沐浴の由来・出典
「斎戒」とは、飲食や行動を慎み身を清めることを意味し、「沐浴」とは、髪や体を洗い清潔にすることを意味します。
斎戒沐浴の類義語・同義語
「斎戒沐浴」の類語には、「滝行」や「浄化」が挙げられます。
斎戒沐浴の使い方・例文
例文1.彼らは祈りを捧げる前に斎戒沐浴した。
例文2.斎戒沐浴を軽視する彼を多くの人が非難した。
例文3.斎戒沐浴によってスッキリとした気持ちになった。
例文4.滝行も斎戒沐浴の一種といえるだろう。
例文5.彼の趣味は冷たい水に打たれる斎戒沐浴だ。
日本では無信仰の国なので、斎戒沐浴することはあまりないですね。
斎戒沐浴の会話例
実際に目の当たりにすると驚きます。
斎戒沐浴の豆知識
私が一時期通っていた校舎には、お祈りの時に使うマットのような物も用意されている部屋がありました。
斎戒沐浴の難易度
「斎戒沐浴」は漢字検定二級以上の比較的難しい四字熟語です。
斎戒沐浴のまとめ
今回は、神や仏に祈りを捧げる前や、神聖な仕事に従事する前に身を清めることを意味する「斎戒沐浴」という四字熟語について解説しました。宗教に疎い日本人からすると、お祈りをする意味やその光景が異質なもののように映るかもしれませんが、海外に出てみれば一般的なことなので、海外旅行に行く際は宗教施設のような場所も観光してみてはいかがでしょうか。