【三思後行(さんしこうこう)】の意味と例文と使い方

三思後行(さんしこうこう)

皆さんの周りに突然行動する人や軽はずみな発言をする人はいませんか?今回はそのような方に伝えてあげたくなる四字熟語「三思後行」について、解説していきたいと思います。

三思後行の意味

「三思後行」とは、「物事を行動・発言する前に、しっかりと考えた後に実行しなさい」という事です。

三思後行の由来・出典

「三思後行」は、「三思=三度考える」「後行=そのあとに行動しなさい」という二つの熟語を合わせて表現されており、中国の「論語」の「公冶長」から来ています。
今は、「熟慮した後に行動しなさい」というような表現として使用されていますが、本来は、「それほど慎重にならなくても」というような使い方がされていました。
それは昔、李文子という人物がおり、とても慎重な性格をしていたため、三度考えて行動するような人でした。そのため、孔子がしびれを切らし「二度熟慮すればじゅうぶんではないか」と言ったことが始まりと言われています。

三思後行の類義語・同義語

「三思後行」の類義語として、「千思万考」「熟思黙想」が挙げられます。

三思後行の使い方・例文

例文1.うちの部長は三思後行して行動する人だ。
例文2.先日の軽はずみな失言に反省し、今後は三思後行しようと思っている。
例文3.せっかちな同僚に三思後行してもらったら、思いのほか慎重派だった。
例文4.彼女は、レストランでは三思後行してメニューを決めるため、定員に迷惑をかけてしまう。
例文5.三思後行はいい時もあれば、マイナスとしてとらえられる時がある。
三思後行出来ない人は後で後悔することがありそうですね。

三思後行の会話例

男性
この前担任に三思後行して実行しろ!と怒られたんだよ。三思後行するようにしているけど、体が動いてしまうから困っているよ。
女性
それは、しょうがない。いつもせっかちだからね。まぁ、人の性格はそう簡単には良くならないよ。
男性
そうだね。これも継続が必要か。
女性
うん!頑張って!!

三思後行して物事を決めれる人は後悔すりことが少なそうですね。

三思後行の豆知識

「三思後行」は、行動を指摘する時に主に使われますが、慎重な人を表現する時にも使えます。

三思後行の難易度

「三思後行」は、漢字が小学6年生で修得する漢字であるため、漢字検定5級レベルの四字熟語です。

三思後行のまとめ

「三思後行」の行動はとても大事です。ですが、あまりにも慎重すぎると孔子のような人からは「考えすぎだ!」と言われることもあるかもしれません。時と場合によって、慎重かつ急いで行動することができれば理想かもしれません。

何事も三思後行で慎重に行う
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