呵々大笑(かかたいしょう)
日頃の生活において、大笑いが出来る人生というのは最も幸せだそうです。どんなに裕福でお金があっても、異性にモテても、結局は笑いに勝るものはないのです。でも、だからこそ、笑いって難しいですよね。人によって笑いのツボは違いますし、ある人にとって面白い出来事は、他の人には不快な出来事というのは昨今特に多くなってしまっているからです。それはさておき、四字熟語で笑いに関する｢呵々大笑｣を知っていますか？ 意味はそのものズバリで｢大笑い｣です。シンプルながらに縁起良い感じもしますし、ぜひ覚えてみてはどうでしょうか。
呵々大笑の意味
｢呵々大笑｣の意味は以下の通りです。
・大声で笑う。からからと大声で笑う。
・腹の底から思いっきり笑う。
・｢かかだいしょう｣とも読む。｢呵呵大笑｣とも書き同義となる。
”呵々”は｢大声で笑う｣｢からから(と笑う)｣｢あはは(と笑う)｣、”大笑”は｢大いに笑う｣｢大声で笑う｣｢声高く笑う｣となり、どちらも笑う意味の言葉を繰り返して使い強調しています。少しの笑いではなく、腹の底から大笑いをする様であり、老若男女を問わず本当に楽しそうな場面だと想像出来ます。使い方としては、｢呵々大笑する｣｢呵々大笑している｣といった形が多くなります。
呵々大笑の由来・出典
｢呵々大笑｣の由来は、中国北宋時代の禅宗の歴史書｢景徳傳燈録｣の｢八｣となります。
呵々大笑の類義語・同義語
｢呵々大笑｣の類義語には、｢抱腹絶倒｣｢破顔大笑｣｢捧腹大笑｣などが挙げられます。
呵々大笑の使い方・例文
例文1.隣の家は夫婦仲が良いのか、毎日の様に呵々大笑しているが、流石に夜中まで聞こえると少々迷惑だ。
例文2.漫才番組を観て腹の底から呵々大笑すると、仕事や日常のストレスが発散されて明日からまた頑張れる。
例文3.飲み屋で友人と呵々大笑するバカ話を繰り返していたら、近くの席に座る強面な輩に睨まれ、恐怖からそそくさと退散したが店を出た瞬間にそれでまた呵々大笑した。
例文4.幼い我が子と愛犬だけが、荒んだ心に呵々大笑を与えてくれる栄養剤だ。
例文5.妻は病院や葬式など神妙にするべき場所にいると呵々大笑したくなる性格で、自ら指を抓ったりして笑いを堪えている。
様々な大笑いに関する文章を｢呵々大笑｣とした例文です。
呵々大笑の会話例
ユーチューブを見て大笑いをしている男女2人の会話やり取りです。
呵々大笑の豆知識
”笑い”に関する四字熟語は、｢呵々大笑｣の様な完全なる大笑い以外にも様々なものがあります。例えば、美人の微笑みとなるのは｢一笑千金｣、思わず笑うのは｢唖然失笑｣、笑ってご飯を吹き出すのは｢失笑噴飯｣、下らないのは｢笑止千万｣といった感じです。
呵々大笑の難易度
｢呵々大笑｣は漢字検定1級から10級相当の文字組み合わせで、”呵”は1級で大学一般レベル、”笑”は7級で小学校中学年レベル、”大”は10級で小学校低学年レベルの四字熟語となります。因みに”々”は漢字検定対象外です。
呵々大笑のまとめ
｢呵々大笑｣は、大笑いや大声を出して笑う様を表現した四字熟語です。”呵々”と”大笑”はどちらも｢笑う｣という意味なので、少しばかり楽しかったり可笑しいのではなく、本当に楽しく大笑いしている際に使われます。
