笑止千万(しょうしせんばん)
「笑止千万」とは、非常に馬鹿馬鹿しく話にならないというようなときに用いられます。絶対に無理だと誰もが笑ってしまうようなスケールの大きなことを突然言う人が周りにいたなんてことはないでしょうか。実際にそれを話して実現できるのは良いですが、だいたいは呆れられて失笑するなどというケースで使われています。今回はその「笑止千万」について解説します。
笑止千万の意味
「笑止千万」の意味は以下の通りです。
・馬鹿馬鹿しいこと
・おかしいこと
・気の毒であること
「笑止」はおかしいという事を表しており、「千万」はこの上なく程度が高くさまざまという意味があります。
笑止千万の由来・出典
「笑止千万」は、「笑止」と「千万」を組み合わせた言葉になります。「笑止」は元々は「勝事」と記されており、とても素晴らしい事という意味でした。その文字が変わって「笑止」になり、「笑止千万」という言葉になりました。
笑止千万の類義語・同義語
「笑止千万」の類義語には、「失笑噴飯」があります。
笑止千万の使い方・例文
例文1.会議で笑止千万な発言をしてしまい恥をかいた。
例文2.楽器が得意でないのにバンドを始めると言い出したのはまさに笑止千万である。
例文3.あの政治家の国会での馬鹿げた発言はまさに笑止千万で呆れてしまった。
例文4.まだ入社1か月の新入社員が有休を使いますと笑止千万なことを言ってきて驚いた。
例文5.突然同僚が、仕事を辞めて無人島生活をしたいと笑止千万なことを言ってきたから思わず笑ってしまった。
「笑止千万」は馬鹿馬鹿しいという意味意外に、気の毒なという意味でも使われます。
笑止千万の会話例
クイズ番組のおバカタレントについて話している様子です。
笑止千万の豆知識
「笑止千万」の類義語である「失笑噴飯」とは、余りにも馬鹿げていて思わず口に含んでいた食べ物を吹き出してしまうくらい失笑するという意味です。
笑止千万の難易度
「笑止千万」の難易度は、漢字検定4級程度となっております。
笑止千万のまとめ
「笑止千万」とは、非常に馬鹿馬鹿しく話にもならないという意味でした。日常ではあまり親しみがある言葉かはわかりませんが、少し皮肉な意味も込めて使われているので、使い方には少し気を付けましょう。