反面教師(はんめんきょうし)
みなさんは小さい頃から悪い情報を、ニュースや新聞、SNSで知り「これを真似してはいけない」という風に知らず知らずのうちに学んできたはずです。今回はそういった、悪いことから学ぶことを表現する四字熟語「反面教師」について意味や例文を含めて詳しく解説していきます。
反面教師の意味
反面教師の意味は以下の通りです。
・真似をしてはいけないが、悪い見本として反省の材料や教訓になる人。その行為。
反面教師の由来・出典
「反面」
正しい面の反対の面ということから、悪い面のこと。
中国の毛沢東が言った、「反面教員」という言葉が語源。
反面教師の類義語・同義語
「反面教師」の類義語には、他山之石(たざんのいし)が挙げられます。
反面教師の使い方・例文
例文1.彼の行いは、クラスメイト全員が反面教師にしていた。
例文2.友人が嘘をついていたので、反面教師で嘘をつかないようにした。
例文3.ニュースで見たことを、反面教師とする。
例文4.上司のミスを反面教師として、仕事に生かす。
例文5.身内が犯罪を犯してしまい、反面教師として学んでいく。
「反面教師」を用いた例文となっております。
反面教師の会話例
友人が怒って、他人を殴ったらしい。
それはいけないね。
うん。僕も反面教師として気を付けるよ。
そうね。そんな風なあなたは見たくないもの。
友人の暴行について、男性と女性が話しています。
反面教師の豆知識
「反面教師」は悪行をする人や間違った考えを持つ人を教訓とします。類義語の「他山之石」は他人の失敗を教訓とします。どちらも得られる教訓は同じですが、教訓とする対象が異なります。
反面教師の難易度
漢字検定五級で出題される四字熟語です。
小学校六年生までに習う漢字が対象となっております。
反面教師のまとめ
今回は「反面教師」について解説させていただきましたが、いかがだったでしょうか。
悪い行いをしている人を見つけたら、注意することも大切ですが、自分が真似をしない様に反面教師として学ぶことも大事ですね。