【一心発起(いっしんほっき)】の意味を例文や会話、由来・出典まで解説!

一心発起(いっしんほっき)

皆さんには、何か目標であったり、夢であったりと成し遂げたいことはありますか。目標や夢を達成するためであれば、計画を立てたり、決意をしたりすることもあると思います。決意をするということは、自分の中で覚悟を決めて目的に迷いなく取り組めるようになります。そんな決意のことを一心発起という四字熟語で表すことがあります。今回は、そんな一心発起について意味や由来を合わせてみていきたいと思います。

一心発起の意味

一心発起の意味は以下の通りです。
・ある目的を達成しようと思い立って決意をすること。
・何が何でも成し遂げると決意を固めること。
一心発起は、心に決めることを表す言葉です。何かを成し遂げるために決心や心に誓うときは、大事な場面であることが多いです。そういった場面で使う言葉なので意味を間違えないように覚えておけるといいと思います。

一心発起の由来・出典

一心発起の「一心」は一つのことに心を集中することであり、「発起」は企てを起こすことや信心の心を起こすことといった意味があります。そのことからなにか目的を遂行するために、決意をするという意味の言葉として使われるようになったと言われています。

一心発起の類義語・同義語

「一心発起」の類義語には、「一念発起」「感奮興起」「一念発心」などが挙げられます。

一心発起の使い方・例文

例文1.夢を夢で終わらせないために、一心発起して目の前の課題遂行に取り組む。
例文2.一心発起したものの何から始めればいいのかわからない。
例文3.ダイエットをして体重を8キロ落とすために一心発起して余計なものは食べないようにする。
例文4.一心発起した日のことを思い出して改めて自分のやるべきことは何なのかを思い出す。
例文5.好きな職業に就くために、一心発起して勉強に励む。
このように一心発起は、何かを成し遂げるために決意する様子を表すのには最適です。

一心発起の会話例

男性
君は将来何をしたいかを考えて今後の進路はもう決めたのかい。
女性
私は正直何かなりたいこともなくて漠然としていて、でも大学に進学はしたいとは思っているわ。
男性
そうなんだね。僕は一心発起したあの日から将来は医者になりたいと思っていてそのために勉強に励んでいるよ。
女性
目標があっていいわね。私も親や友人と相談して本当に自分のしたいことは何なのかを見極めていければと思うよ。

これは、進路について話し合っている学生の様子です。

一心発起の豆知識

一心発起は、昔は仏教用語であり、仏門に入り悟りを開こうとするさまを表す言葉として使われていたと言われています。そのため、今でも仏教用語として使われることがあるので合わせて意味を覚えておけるといいと思います。

一心発起の難易度

一心発起の漢字の難易度は、「一」は小学1年生程度、「心」は小学1年生程度、「発」は小学3年生程度、「起」は小学3年生程度です。

一心発起のまとめ

決意や決断などは、自分の人生を左右するようなことが多いです。自分が岐路に立たされたときに一体どんなことをしていくのかの決断によってその後の人生も大きく変わっていくと思います。だからこそ、悔いのないような選択をできるといいと思います。

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