【暴飲暴食(ぼういんぼうしょく)】の意味を例文や会話、由来・出典まで解説!

暴飲暴食(ぼういんぼうしょく)

「暴飲暴食」とは「度を越した飲食をする事」です。要するに食べ過ぎや飲み過ぎであり、そんな食生活を続けると最悪な場合は体を壊して入院などをする破目に陥ってしまいます。近年は健康ブームの影響だけでなく、美容の一環としても健康を意識している人が老若男女を問わず多いですが、その一方で大食いも盛んでユーチューブやテレビで何人前も大量に食べる事が人気となっています。そんな己の食べる欲求を満たす「暴飲暴食」についての解説となります。

暴飲暴食の意味

「暴飲暴食」の意味は以下の通りです。
・度を過ごした飲食をする事。限度を超えた酒を飲み食べ物をとる事。
・むやみに飲んだり食べる事。
・大酒飲みで大食い。
”暴飲”は「度を過ごした酒を飲む」「酒を無茶に飲む」、”暴食”は「むやみに食べる」「大食いする」となり、大量に食べたり酒を飲むのが「暴飲暴食」です。一般的には”暴飲”はお酒を沢山飲む事ですが、最近はお菓子やジュースなどを大量に飲み食いしたり、その結果肥満で苦しむ場合なども「暴飲暴食」と表現します。また、美食家など料理に詳しい人も自ら大食いである事を恥じるように「暴飲暴食」と使う事もありますし、お菓子と刺身など無茶な食べ合わせ、肉だけ食べるなど偏った食生活も同様に「暴飲暴食」となります。食生活などが悪く通院すると、医師からは大抵「暴飲暴食を見直すように」と促されます。よって、不健康や肥満体型になったり、単なるやけ食い・やけ酒、ストレス的なものからの大食い云々を「暴飲暴食」とします。実際の使い方としては、「暴飲暴食で病気になる」「暴飲暴食で太る」などの使い方があります。

暴飲暴食の由来・出典

「暴飲暴食」の由来は、残念ながら不明です。文献としては、近代日本を代表する小説家・坂口安吾の著書「安吾人生案内」(1951年)などに文言が記されています。

暴飲暴食の類義語・同義語

「暴飲暴食」の類義語には、「牛飲馬食」「鯨飲馬食」などが挙げられます。

暴飲暴食の使い方・例文

例文1.暴飲暴食を続けて体を壊したら、同棲していた彼女まで呆れて出ていってしまった。
例文2.お笑い芸人で肥満な人は、暴飲暴食な食生活をしているイメージがとても大きい。
例文3.30代や40代になると、暴飲暴食をしていなくても体にガタがきて体調が悪くなる。
例文4.夫婦揃って長年暴飲暴食を続けていたら、夫は髪が抜けて糖尿病も患い、妻は心の病でメンタルヘルスに通うようになった。、
例文5.毎日ジョギングをするようになって健康を取り戻したおかげで、暴飲暴食な悪夢の日々を振り払う事に成功した。
健康悪化や体調不良に「暴飲暴食」を使った例文です。

暴飲暴食の会話例

男性
うぃー、酔っぱらったーな!
女性
また、今日も飲んできたの! あなた、今はコロナで密になる会食は禁止されているのよ!
男性
んー、でも大丈夫! 一人で飲んだし、誰とも会話していないから。
女性
だからって、あなたは糖尿病なんだから暴飲暴食はダメって、医者からも止められているでしょう。何でそれでも飲むの!

コロナ渦で医者からも止められているのに酒を飲んでしまう夫と、それに呆れる妻の会話です。

暴飲暴食の豆知識

「暴飲暴食」の原因はストレスとされますが、同じ仕事をしても、平気な人と食べ過ぎ・飲み過ぎてしまう人に分けられます。その違いは何かというと、ストレスの影響を受けやすいや対処を覚えているか、否かの違いとされます。仕事によるイライラ、不満、疲れなどを他の事で昇華できると、「暴飲暴食」には陥らないそうです。これは、昔から飲み食いが好きで趣味としていた場合、仕事のストレスによってさらに大量に飲み食いしてしまう可能性が高まります。しかし、運動をしたり他の趣味で発散できると、「暴飲暴食」に繋がる事は少なくなります。

暴飲暴食の難易度

「暴飲暴食」は漢字検定6級から9級相当の文字組み合わせで、”暴”は6級で小学校高学年レベル、”飲”は8級で小学校中学年レベル、”食”は9級で小学校低学年レベルの四字熟語となります。

暴飲暴食のまとめ

「暴飲暴食」は、度を過ごした飲食であり、誰が見ても心配するぐらい大量に(お酒を)飲んだり食べたりする事です。仕事のストレス発散や憂さ晴らしのやけ食い・やけ酒的なものであり、そんな生活を続けていると体調を悪くするので、「暴飲暴食」は程々にするべきでしょう。

暴飲暴食する人が増えている
最新情報をチェックしよう!