誇大妄想(こだいもうそう)
皆さんは妄想という言葉を聞くとどんなものを思いうかべますか。被害妄想という人もいれば、関係妄想だったり、宗教妄想だったりを思い浮かべる人もいると思います。なぜなら妄想はこれといった定義がなく、非現実的なことが多いからです。そんな妄想の中でも事実とはあまりにもかけ離れているものについては誇大妄想ということがあります。今回は、そんな誇大妄想について見ていきたいと思います。
誇大妄想の意味
誇大妄想の意味は以下の通りです。
・自分のことを過大評価して、あたかも本当であるかのように思い込むこと。
・現実とはかけ離れている考えをふくらませること。
誇大妄想は、特に自分が他のものよりも優れていると思っている人に対して使われる言葉です。自分の財産や能力を過大評価しているそんな様子を誇大妄想というのです。
誇大妄想の由来・出典
誇大妄想の「誇大」は実際よりも大袈裟なことを表しており、「妄想」は根拠のない想像のことを表しています。このことから誇大妄想という言葉が今の意味で使われるようになったと考えられています。
誇大妄想の類義語・同義語
｢誇大妄想｣の類義語には、｢関係妄想｣｢宗教妄想｣｢被害妄想」などが挙げられます。
誇大妄想の使い方・例文
例文1.誇大妄想が激しい彼は、いつも自分が他人より優れていると勘違いしている。
例文2.ポジティブなことはいいことだが、現実から目を背けて誇大妄想ばかりしていては現状からなにも変わらない。
例文3.現実ではありえないような誇大妄想の話しを友人にしていたら鼻で笑われた。
例文4.誇大妄想を膨らませて、叶わない夢ばかり見るのはいい加減やめたほうがいい。
例文5.誇大妄想してあたかも自分が他より地位が高いと錯覚している。
このように誇大妄想は、自分を過大評価しているときや現実とは酷くかけ離れた妄想をしているときに使われる言葉です。
誇大妄想の会話例
これは、誇大妄想が凄いクラスメイトの話しをしている様子です。
誇大妄想の豆知識
誇大妄想という言葉は、自分自身を過大評価している場面で多く使われることがあります。自信に満ち溢れている人や他人を見下している人だったりは誇大妄想をしていると思われてしまうことがあります。なので注意が必要です。
誇大妄想の難易度
誇大妄想の漢字の難易度は、「誇」は漢検4級程度、「大」は小学1年生程度、「妄」は準2級程度、「想」は小学3年生程度です。
誇大妄想のまとめ
誇大妄想に関わらず、妄想というものを皆さん1度はしたことがあると思います。確かに現在、実現不可能と言われていることや非現実的なことは沢山あります。そしてそれらが可能になったらと妄想している人もいると思います。ですが、昔は実現不可能と思われていたことも今では実現している事柄もあります。それは妄想したことをどうにか試行錯誤して実現しようとした先人がいるからです。非現実的な考えは敬遠されがちですが、考えることは大切だと思います。
