【士気高揚(しきこうよう)】の意味と由来、使い方を実例で解説!

士気高揚(しきこうよう)

一つのチームとして何かに取り組む時、皆さんは何を意識しますか。ひたすらにメンバー個人の実力を磨きますか。しかし個人の力が向上したからといって、チームとしてその力を活かせなければ「宝の持ち腐れ」ですよね。チームの一体感、チームワークを高めるには「士気高揚」が不可欠です。そこで今回は「士気高揚」という言葉を紹介したいと思います。

士気高揚の意味

「士気高揚」とは、チームとして何か一つのことに取り組む時に、各メンバーにやる気が満ち溢れ、統一がとれている状態を表します。

士気高揚の由来・出典

「士気」は、元は「戦いに向かう兵士たちのやる気」を表す言葉でしたが、最近では単に「やる気」という意味で使われます。「高揚」には、「高まる・上昇する」という意味があります。そこから、この二つの言葉を合わせて、「チーム全体がやる気で溢れている」という意味の「士気高揚」という四字熟語が生まれました。

士気高揚の類義語・同義語

「士気高揚」の類義語には、「旗鼓堂々」や「戦意高揚」などが挙げられます。

士気高揚の使い方・例文

例文1.彼の熱い言葉によって士気高揚した。
例文2.どんな言葉よりも、報酬を上げるという知らせがチームを士気高揚させた。
例文3. 彼はチームの士気高揚のやり方を心得ている。
例文4.士気高揚が上手い人間がチームのトップに立つべきだ。
例文5.士気高揚できないまま試合に挑んだが、エースの個人技でどうにか勝利をおさめた。
チームスポーツは多少実力の差があっても、士気高揚しているかどうかで番狂わせが起こるのが面白いところですね。

士気高揚の会話例

男性
昨日の試合は散々だったよ。
女性
どうしたの?
男性
試合前にキャプテンと他のメンバーが喧嘩しちゃって大変だったんだよ。
女性
チームスポーツは連携が命なのに、喧嘩なんてしちゃうと士気高揚どころじゃないね。

学校の部活では、チームメンバーを統制して士気高揚させることは、どうしても難しいですよね。

士気高揚の豆知識

「士気高揚」を英語で表すと、「boosting morale」となります。

士気高揚の難易度

「士気高揚」は漢字検定二級以下の比較的簡単な四字熟語です。

士気高揚のまとめ

今回は、「チームがやる気に満ち溢れて、統一感がある状態」を意味する、「士気高揚」言葉について解説しました。
士気高揚させることは容易ではありませんが、それをすることによってチームの強みが何倍にもなったり、弱みを補填できたりするものです。個人の技術力の差という、一朝一夕ではどうにもならないものも、チームのトップが「士気高揚」の技術を磨くことでカバーすることができます。感情論だと馬鹿にする前に、あなたも一度士気高揚させる技術を磨いてみてはいかがでしょうか。

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