【不撓不屈(ふとうふくつ)】の意味と由来、使い方を実例で解説!

不撓不屈(ふとうふくつ)

「不撓不屈」という言葉を一度はネットやテレビで触れた機会があるのではないでしょうか?よく「不撓不屈の精神で○○~」という口上があります。
では、「不撓不屈」とはどのような意味で、どのような場面で使われるのでしょうか?今回は「不撓不屈」について解説していきます。

不撓不屈の意味

「不撓不屈」とは、「どんな困難があったとしても、ひるまず、くじけない」という意味です。よくスポーツなどで表現として使われ、政治や勉強では精神的な意思を表す時に使いますね。

不撓不屈の由来・出典

「不撓不屈」とは、古代中国の書物「漢書(かんじょ)」の「叙伝」に記載されていたことが語源となっています。また、「不撓不屈」の「撓」は「たわ(む)」と読み、枝が他力により押され曲がる感覚と似ています。
よって、「撓」は挫けることと例えられ、「屈」は「くっする」ことにあるため、その二つの漢字に「不」を付けることで、「不撓=挫けない」「不屈=屈さない」の逆の意味を持たせています。

不撓不屈の類義語・同義語

「不撓不屈」の類義語として、「七転八起」、「独立不撓」などどれも何物にも屈しない様子を表しています。しかし、多少意味が異なるため注意して使用してください。

不撓不屈の使い方・例文

例文1.どんなに怒られても不撓不屈の精神で乗り越えてきた。
例文2.試合に勝つために不撓不屈で頑張ってきた。
例文3.不撓不屈の思いで困難を乗り越える。
例文4.失敗しても原動力に変える不撓不屈の精神の持ち主である。
例文5.人生は不撓不屈の精神が必要だ。
人生においてとても大事な言葉と言えますね。

不撓不屈の会話例

男性
今度、大きな企画を任せられたんだ!
女性
聞いたよ!すごいね!
男性
これが成功したら、昇進確定だから不撓不屈で頑張る!
女性
私もできることあったら手伝うよ!同じ不撓不屈の思いで!!

家族を養っていくためにも不撓不屈で頑張らないといけない時がありますよね。

不撓不屈の豆知識

「不撓不屈」は英語で言うと「An indomitable spirit.」と言いますが、もっと馴染みのある言葉で、みんなも知っている「Never give up(ネバーギブアップ)」で表す事が出来ます。

不撓不屈の難易度

「不撓不屈」は「撓」の漢字が難しいことから、漢字検定1級レベルの四字熟語です。

不撓不屈のまとめ

「不撓不屈の精神で○○~」「不撓不屈の思いで○○~」と一般的にはよく使われます。会社や学校などで心が折れそうになった時は、不撓不屈の精神で頑張りましょう。

不撓不屈の精神で目標へ向かう姿勢
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