【既成事実(きせいじじつ)】の意味と例文と使い方

既成事実(きせいじじつ)

今日、私達が存在を認識しているものや現実で起きていることなど証拠があり、確かに事実として確認できるものは多く存在します。それを私達は既成事実と言います。逆に幽霊や死後の世界など存在については多くの意見や考えはあるものの証拠がないため、存在を肯定できないものも多く存在します。そのようなことは虚誕妄説と言われることもあります。今回は、冒頭で話しに挙げた既成事実についてどんな由来であるのか、使い方がされるのか、豆知識などを交えてつつみていきたいと思います。

既成事実の意味

既成事実の意味は以下の通りです。
・存在が確認できること。
・実際に現実で起きている出来事のこと。
・すでに起きていること。
既成事実は、出来事の存在を否定することができない場合に使うことができる四字熟語です。

既成事実の由来・出典

既成事実の「既成」はすでにできあがっているさまを表し、「事実」は実際に起こった、存する事柄のことを表します。これらの言葉を組み合わせて既成事実という四字熟語が成り立っています。

既成事実の類義語・同義語

「既成事実」の類義語には、「正真正銘」「真正真銘」「真実一路」などが挙げられます。

既成事実の使い方・例文

例文1.彼女は犯した罪を既成事実として一生背負っていかなければならない。
例文2.彼女が不倫していたという既成事実は何をしても変えることができない。
例文3.既成事実に基づいて新しいサービスを提供するための企画書を作成する。
例文4.彼女と彼の関係は既成事実の関係で、結婚する日もそう遠くはないだろう。
例文5.既成事実として証拠が残っているのだからいくら否定しようとその罪は消えない。
このように既成事実は、実際に現実で起きていることを表すには最適な言葉です。

既成事実の会話例

男性
君は何か問題に直面していて誰かに解決策やアドバイスを求めることがあるかい。
女性
あるわ。私は相談するときはとりあえず話を聞いてもらいたいし、共感もしてほしいから仲のいい友達に話すことが多いわね。
男性
そうなんだね。僕は既成事実に対して具体的な解決策を言ってほしいから上司や知識のある人に相談することが多いね。
女性
確かに相談することによって何をするべきなのか明確化することができるというのはいいことよね。

これは、相談することについて話している様子です。

既成事実の豆知識

既成事実という言葉は、恋愛でもビジネスシーンでも使うことのできる言葉です。既成事実として存在する事柄は多いので、日常会話でも使うことができます。ただ、将来的には事実と成り得ることについては使うことができないので注意して使えるといいと思います。

既成事実の難易度

既成事実の漢字の難易度は、「既」は漢検3級程度、「成」は小学4年生程度、「事」は小学3年生程度、「実」は小学3年生程度です。

既成事実のまとめ

既成事実だったとしても証拠や根拠がなければ相手は信じてくれないということがあります。それは、誰かを説得するときにも同じことが言えると思います。説得する際は情に訴えかけることもいいですが、根拠を明確にした方が相手も納得してくれることが多いです。覚えておけるといいと思います。

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