創意工夫(そういくふう)
皆さんは何か新しい方法や手段を見つけ、それを実行した経験はありますか。今日、この世の中に便利なサービスや製品が存在するのは先人が今まで知恵や思考を凝らして新たに生み出してきたからです。小学校の自由研究などでも取り組んだ点を伝えるために創意工夫をした点などを聞かれることがあります。今回はそんな創意工夫という四字熟語について意味、由来、使い方などを見ていきたいと思います。
創意工夫の意味
創意工夫の意味は以下の通りです。
・思考を凝らして新しく考えのものと良い方法や手段を実行すること。
・考えをめぐらすこと。
創意工夫は、よく美術的な作品に使われることがあります。それは、作品にその人だけの考えや工夫がなされているからです。創意工夫の「創意」という単語からもわかるように新しいものを生み出すこと、また新しい考え方のこと工夫することを表すのには最適です。
創意工夫の由来・出典
創意工夫の「創意」は独創的な新しい発想のことを表しており、「工夫」は様々な方法や手段を試すことを表しています。これらの言葉を組み合わせて創意工夫という四字熟語が成り立っています。
創意工夫の類義語・同義語
「創意工夫」の類義語には、「独具匠心」「妙計奇策」「意匠惨憺」などが挙げられます。
創意工夫の使い方・例文
例文1.彼の作品には、創意工夫がいたるところになされていて、思考錯誤を凝らしたのがよくわかる。
例文2.単純な肉じゃがという料理でも創意工夫をすることによって味に深みをもたせることができる。
例文3.誰かの意見や考え方を聞くとつい視野が狭まってしまうが、創意工夫を凝らすことは大切である。
例文4.流石有名大学ということもあり、生徒の作品には創意工夫がなされていて新たな発見がある。
例文5.建築模型を作るという課題が出たが、決まった構想ではなく創意工夫を凝らさなければいけないという課題で困ってしまった。
このように創意工夫は、新しい考えのもと試行錯誤する様子を表すのに適しています。
創意工夫の会話例
これは、コンクールに応募された作品について審査員が話している様子です。
創意工夫の豆知識
創意工夫では、既存にはない新しい物事について使われることが多いです。なので美術的な作品や今までに発想が付かなかった技術などについて説明する時には使うことができます。覚えておいて使いこなせるといいと思います。
創意工夫の難易度
創意工夫の漢字の難易度は、「創」は小学6年生程度、「意」は小学3年生程度、「工」は小学2年生程度、「夫」は小学4年生程度です。
創意工夫のまとめ
何か物事に取り組むというときに前もって考えるということは大事です。初めから考えもなしにやたらめったらに取り組んでいては、スケジュールもわかりませんし、無駄や工程や作業をしてしまうこともあります。また、そういった思考を巡らしていれば新しい手段や方法が思い浮かぶこともあります。何かをするときにはまず行動に移す前に考えてから実行できるといいと思います。