【三面六臂(さんめんろっぴ)】の意味と例文と使い方

三面六臂(さんめんろっぴ)

仕事をするとき、優秀な人であれば数人分の働きをすることができます。一人でも多くのことをこなせる優秀な人を目にしたことある人も多いと思います。そんな人を表す言葉として三面六臂という四字熟語があります。そんな三面六臂についてみていきます。

三面六臂の意味

三面六臂の意味は以下の通りです。
・3つの顔と6つの腕を持った仏像のこと。
・一人で数人分の働きをすること。
三面六臂が数人分の働きをするという意味を持つようになったのは、仏像の腕が6本あることに起因しています。人間は普通は腕は2本しかないのでやることは、限られてきますが、腕が6本ある仏像は数人分のことが一人でできるのです。

三面六臂の由来・出典

三面六臂の由来は、3つの顔と6つの腕を持った仏像にあります。その仏像は一体で複数の顔と腕を持っていることから一人で複数人の働きをするや多方面で活躍するといった意味を持つ言葉として使われるようになったのです。

三面六臂の類義語・同義語

「三面六臂」の類義語には、「八面六臂」「縦横無尽」「縦横自在」などが挙げられます。

三面六臂の使い方・例文

例文1.三面六臂である彼は、複数人でやっても1日で終わらない作業をものの数時間で終わらせてみせた。
例文2.何をしても才能がある彼は、三面六臂で様々な分野で活躍している。
例文3.三面六臂とまでは言わないからせめて自分の分の仕事は終わらせられるよう努めてほしい。
例文4.今まで複数人が手作業で行っていたことを一人のエンジニアが開発したシステムによって全て自動で行えるようした。これはまさに三面六臂といえよう。
例文5.三面六臂である人は、挑戦を恐れずに多くのことに挑むことで多方面で活躍することができるに違いない。
これらから三面六臂は、多岐にわたって活躍する様子にも使うことができます。

三面六臂の会話例

男性
この量の仕事を彼が全て一人でしかも1日で終わらせたのかい?
女性
そうよ。前々から彼は仕事ができるなとは思っていたけどまさかここまで優秀とは思わなかったよ。
男性
本当だね。僕だったら数日はかかると思うから本当にすごいよ。
女性
まさに三面六臂とはこのことね。私達も彼を見習わなきゃね。

これは優秀な社員の話しをしている様子です。

三面六臂の豆知識

三面六臂の仏像として阿修羅はとても有名です。阿修羅というのは仏教の守護神であり、インド神話に登場する魔神アスラの前身とも言われています。阿修羅を見てみたいという人は調べてみると知ることができます。

三面六臂の難易度

三面六臂の漢字の腕が難易度としては、「三」は小学1年生程度、「面」は小学3年生程度、「六」は小学1年生程度、「臂」は義務教育では習うことのない難しい漢字です。三、面、六は簡単な漢字ですが、臂は難しいので覚えておくとよいと思います。

三面六臂のまとめ

三面六臂とは、いえど一人でできることというのは限られています。だからこそ、物事を円滑に進めるためにも、多くの人と協力して支え合うことが大切なのです。

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