虚心坦懐(きょしんたんかい)
新しい人と出会う時、何か新たなことに挑戦しようとする時、色んな不安に襲われることがありますよね。あの人は怖いことで有名だとか、同じ挑戦をして痛い目にあった人がいるだとか。ですがそのような先入観に囚われたままでは、何も新しいことに踏み込めませんよね。そんな時に心に留めておくべき言葉、「虚心坦懐」という言葉について、その意味や語源から実用的な使い方や会話文まで詳しく説明していきます。
虚心坦懐の意味
「虚心坦懐」とは、心に何の先入観も持たずフラットな気持ちを意味します。評判や、苦手意識を全て捨てて、目の前のことに素直に向き合おうとする姿勢のことを言います。
虚心坦懐の由来・出典
「虚心」と「坦懐」の二語を合わせた言葉で、どちらとも先入観に囚われない、素直に物事と向き合う、という同じような意味を持っています。
虚心坦懐の類義語・同義語
「虚心坦懐」の類語としては、「虚心平気」や「明鏡止水」などが挙げられます。
虚心坦懐の使い方・例文
例文1.苦手意識を捨てて、虚心坦懐の気持ちで挑む。
例文2.彼女に関しては、あまり良い評判を聞かないが、虚心坦懐の気持ちで向き合ってみよう。
例文3.球技は得意ではないが、虚心坦懐の気持ちで挑戦してみると、思いの外楽しいものだった。
例文4.虚心坦懐を忘れると、途端にうまくいかないのではないかという不安に襲われた。
例文5.虚心坦懐こそが、新たな挑戦の際に必要な気持ちだ。
始める前から先入観を持ってしまうと出来る事も出来ないと決め付けてしまうかもしれませんよね。
虚心坦懐の会話例
スポーツにおいても虚心坦懐を持つ事は大切だと言われていますね。
虚心坦懐の豆知識
サッカー選手の内田篤人さんは、この言葉を南アフリカW杯に行く直前にコーチから送っていただき、それからずっと大切にしている言葉だそうです。
虚心坦懐の難易度
「虚心坦懐」は漢字検定一級レベルの難しい四字熟語です。
虚心坦懐のまとめ
技術の進歩によって、容易に多くの情報にたどり着けるようになりましたが、その情報だけを頼りにしてしまうと自分の行動を制限してしまいます。口コミやレビューは確かに大切な評価要素の一つですが、興味を持ったものにはまず「虚心坦懐」の気持ちで挑むことが大切です。思わぬ発見や気づきがあるかもしれませんよ。