【閑話休題(かんわきゅうだい)】の意味と例文と使い方

閑話休題(かんわきゅうだい)

何かを多くの人に対して話すときに前置きというものを話すことがあると思います。それは本題に入るための起承転結の起に当たることもあれば、人が遅刻してくることを予め想定した話しであることもあります。そんな前置きから話しの本題に入るさまを表す言葉として閑話休題という四字熟語があります。今回はそんな閑話休題という四字熟語の意味や由来、使い方、豆知識などを交えつつ解説していきたいと思います。

閑話休題の意味

閑話休題の意味は以下の通りです。
・前置きの話しから本題に入るさま。
・脱線していた話しから本題に戻ること。
・それはさておき。
閑話休題は、話が本題に入る際に使われる言葉です。聞き手にどこからが話しの本題であるか的確に伝えることができます。

閑話休題の由来・出典

閑話休題の「閑話」とはむだばなしのことであり、「休題」はそれまでの話を一時やめることです。これらの言葉を組み合わせて閑話休題という四字熟語が成り立っています。

閑話休題の類義語・同義語

「閑話休題」の類義語には、「侃侃諤諤」「議論百出」「鳩首凝議」などが挙げられます。

閑話休題の使い方・例文

例文1.閑話休題、これから本題に入って説明を始めるとするか。
例文2.今少し議題がそれてしまったが、閑話休題、本題に戻ろうじゃないか。
例文3.閑話休題、今回のこの売上が伸び悩んでいる原因としては新規顧客獲得ができていないという点が挙げられるだろう。
例文4.閑話休題といきたいところだが、まだ全員揃っていないので雑談をしよう。
例文5.話が脱線してしまいましたが、閑話休題、テキストの続きに戻りたいと思います。
このように閑話休題は、本題に入る様子をありありと表現することができます。

閑話休題の会話例

男性
そういえば、この前の試合は惜しくも勝つことができなかったね。
女性
本当に惜敗だったわ。あと一点先に決められていれば私達の勝ちだったのにね。
男性
だから凄く残念だよ。でも閑話休題、今日は次の試合相手についてのミーティングだよ。
女性
わかっているわ。終わったことに対していつまでもくよくよしないで、次の試合に向けて対策や作戦を練らなくちゃ。

これは、試合について男性と女性が話しています。

閑話休題の豆知識

閑話休題は話題が本題に入ることを示す言葉として用いられる四字熟語です。誰かの話しを聞いていて閑話休題という言葉を耳にしたときには、次は本題に入るということがわかります。そういった言葉を理解し、意識していると相手の話したいことや伝えたいことを汲み取ることができると思います。

閑話休題の難易度

閑話休題の漢字の難易度は、「閑」は漢検準2級程度、「話」は小学2年生程度、「休」は小学1年生程度、「題」は小学3年生程度です。

閑話休題のまとめ

日常会話でもそうですが、話しというものは、常に内容が変化していくものです。閑話休題という四字熟語はそんな話しの移り変わりを表す接続詞のような働きをします。ビジネスシーンでももしかしたら耳にすることがあるかもしれない言葉なのでこれを機会に覚えておけるといいと思います。

閑話休題、本題に戻ります。
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