生々流転(しょうじょうるてん)
「生々流転」(しょうじょうるてん)は、仏教用語の慣用句が合わさり生まれた四字熟語で、近年ではアニメ鬼滅の刃の主人公「竈門炭治郎」の技名としても用いられています。聞いたことはあるが意味は知らない。という方もいらっしゃるのではないでしょうか?意味や例文を用いて「生々流転」を解説していきます。
生々流転の意味
生々流転の意味は以下の通りです。
・物事が生まれ変わりを繰り返し続く。
・「生々流転」は「生々」と「流転」という二つの熟語から成り立っています。
どちらも仏教用語でそれぞれ下ような意味があります。
「生々」
生まれては死んで、死んではまた生まれることを繰り返す事。
「流転」
物事が止まることなく、移り変わること。
「生々流転」は「せいせいるてん」や「せいぜいるてん」と読まれることがあります。
どれも意味は同じですが、一般的には「しょうじょうるてん」と読みます。
生々流転の由来・出典
生々流転の由来は、仏教用語で使われていた「死生観」を表現しています。「生き物を含める万物は、この世での生命を終えても永遠に移り変わっていくこと」を意味しており、元々は「しょうじょうるてん」と読まれていましたが、長い歴史の中で「せいせいるてん」や「せいぜいるてん」と読まれるようになりました
生々流転の類義語・同義語
「生々流転」の類義語には、諸行無常(しょぎょうむじょう)や有為転変(ういてんぺん)などが挙げられます。
生々流転の使い方・例文
例文1.世のすべての物は、生々流転して進化してきた。
例文2.季節の変わり目に、生々流転を感じる。
例文3.永遠に続く企業はない、つまりは生々流転で成り立っている。
例文4.人生は、生々流転そのもの。同じ姿のままではない。
例文5.人は必ず死を迎える。生々流転と言える。
生々流転についての例文となっております。
生々流転の会話例
男性と女性が世間の変化について話しています。
生々流転の豆知識
生々流転は、アニメ鬼滅の刃でも用いられています。主人公の竈門炭治郎が扱う技の一つで「水の呼吸 拾ノ型 生生流転」という名称です。水の呼吸という剣術の中で最後に習得できる最強のワザとなっています。
生々流転の難易度
生々流転は漢字検定準二級から二級レベルのやや難しいレベルとなっています。
生々流転のまとめ
今回は「生々流転」の解説をさせていただきましたが、いかがだったでしょうか。普段の生活で使用する場面が少ない熟語ですが、アニメや漫画で出てきた時に、説明できるとかっこいいですね。