【流言飛語(りゅうげんひご)】の意味と由来、使い方を実例で解説!

流言飛語(りゅうげんひご)

「流言飛語」とは「根拠のないうわさ」を意味します。職場や学校で根拠のないうわさが広まることは人生で一度や二度経験しているのではないでしょうか。場合によってはその人の人生を変えてしまうものでもあります。今回はそんな「流言飛語」を紹介します。

流言飛語の意味

「流言飛語」の意味は以下の通りです。
・根拠のないうわさ
・デマ
事実とは異なる情報であことを表す四字熟語です。「流言」「飛語」ともにそれぞれが根拠のないうわさを表す熟語であり、合わさってできたのが「流言飛語」です。
うわさやデマは必ずしも悪意があって起こるわけではなく、さまざまな人が口伝えに伝達していく中で部分的に情報をとらえて理解することによって事実とは湾曲して伝わっていくこともあります。会話というコミュニケーションがある以上、起こってしまうのものです。しかし、悪気があって流す噂は決して許されるものではありません。誰でも情報を発信できるようになった時代だからこそ、発信する際には責任を持つ必要があります。

流言飛語の由来・出典

「流言飛語」の出典は不明ですが、「流言」が儒教の基本経典である「礼記」からです。「飛語」は元々は「蜚語」と書き中国の歴史書である「史記」からです。この二つの熟語が合わさり使われるようになりました。

流言飛語の類義語・同義語

「流言飛語」の類義語には、「空言」「風説」などの言葉が挙げられます。

流言飛語の使い方・例文

例文1.職場には毎日のように流言飛語が飛び交っている。
例文2.ネットから始まった流言飛語により引退においこまれた芸能人は残念でならない。
例文3.人々の伝達の中で真実が変わっていき流言飛語となることがある。
例文4.流言飛語があるということは良くも悪くも注目されている存在である。
例文5.流言飛語が間違いであるということを伝えるべく会見を開くことにした。
「流言飛語」を使った例文となります。

流言飛語の会話例

男性
○○課の課長が社内不倫をしていたらしいよ。
女性
でもそれは流言飛語って言われてるよ。
男性
でも、私は証拠を○○さんにみせてもらったよ。
女性
その写真は奥さんとの写真だって本人が言ってたよ。

社内情勢についての会話です。

流言飛語の豆知識

おなじく噂を表す言葉である「デマ」は日本語の「でまかせ」からではなく、ドイツ語の「デマゴギー(Demagogie)」からきています。「でまかせ」はべらべらと口にまかせてしゃべることを意味します。

流言飛語の難易度

「流言飛語」は漢字検定7級から9級相当の文字組み合わせで、”流”は8級で小学3年生レベル、”言”は9級で小学2年生レベル、”飛”は7級で小学4年生レベル、”語”は9級で小学2年生レベルの四字熟語となります。

流言飛語のまとめ

特に芸能人のうわさ話はネットを中心に溢れており、中にはそれが原因で仕事にも影響することも少なからずあります。注目されていることは人気のあることの証拠でもありますが、嘘によって心に大きな傷を抱える場合もあり、情報を発信する人は責任をもって行うことが大切です。

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