【永永無窮(えいえいむきゅう)】の意味を例文や会話、由来・出典まで解説!

永永無窮(えいえいむきゅう)

「永永無窮」とは「永遠に果てる事なく続く事で、永遠に続く時間などの喩え」です。時間とは常に進み続け戻る事は決してないので地球が破壊しようが人類が滅んでも、時間だけは時を刻み続けていきます。そんな究極の意味合いとなるのが「永永無窮」ではないでしょうか。

永永無窮の意味

「永永無窮」の意味は以下の通りです。
 ・いつまでも永遠に果てる事なく続く様。終わりのない永遠に長い時間。
 ・時の極めて長い事やその喩え。
 ・「永永として窮まり無し」(えいえいとしてきわまりなし)と読む。
”永永”は「長く続き果てしない」、”無窮”は「限りない」で、時間の流れは極めて長い事や終わりがなく永遠に続くとなるのが「永永無窮」です。全ての物事でも解釈可能かも知れませんが、通常は時間や年月に宇宙などに対しての表現であり、これらは永遠に終わりがないように時を刻み続け進んでいくので、決して終わる事がなくとても長く続く様から「永永無窮」となります。要するに、時間などは無限であり限界がないという事です。人はいずれ亡くなり肉体は滅びますが、時間だけは何事にも影響を受けず進み続けていきます。

永永無窮の由来・出典

「永永無窮」の由来は中国前漢時代の歴史書「史記」の「文帝記」となります。

永永無窮の類義語・同義語

「永永無窮」の類義語には、「永遠無窮」「永劫末世」「万劫末代」「未来永劫」「永久不変」などが挙げられます。

永永無窮の使い方・例文

例文1.休日はボーっとなってスマホやゲームばかりする生活に慣れてしまったので、どうにかこんな生き方を永永無窮のように続ける良い方法がないか考えてしまう。
例文2.中年女性芸能人の見た目自慢は大抵で整形と化粧にスマホ撮影トリックによるものだから、それをさも若さが永永無窮老として絶賛するのはちょっと違うと思う。
例文3.軽い気持ちで始めたキャッシング生活だが、まるで永永無窮と思わせるほど全く元本が減らず、このまま利子だけを永遠に払っていくのかと思うと絶望が頭を過り富士の樹海まで逃げ出したくなってしまう。
例文4.ロシアや北朝鮮といった国は世界がどうなろうと、それこそ人類が滅亡するまで永永無窮に核兵器を開発したり戦争をして生きていくと覚悟を決めたのか、それとも揃いも揃って無知のどちらかだ。
例文5.幼い時の我が子は本当に可愛くて、この子の為なら死ねると何度も思ったが、それから10数年が経過すると小遣いが少ないやスマホが古いとキレては壁にパンチを永永無窮のように打ち続け、その内に私を殴り倒すのではと怖くなってしまう。
「永永無窮」を使った例文となります。

永永無窮の会話例

男性
環境問題についてマスコミが取り上げる機会が増えたと思わない?
女性
確か…SDGsとかの関係よね。持続可能な社会を実現させる為に努力をするっていう名目。
男性
でも、俺はそもそも地球が永永無窮として有り続けられるのか疑問なんだよね。
女性
あんたって本当にバカね。誰だってそんな事は思っているわよ。それだからこそ未来の為に環境問題や気候変動などの対策を取っていくんじゃない。

環境問題などの有り方について考えが分かれる男女の会話となります。

永永無窮の豆知識

「永永無窮」から”永遠”に関する四字熟語は、一度死んで七度生まれ変わる事から永遠という意味の「一死七生」、永久に変わらない海や山のように男女の愛が永遠に変わらない喩え「海誓山盟」、宇宙空間に存在する物事や永遠普遍な本性である我がない事の「諸法無我」などがあります。

永永無窮の難易度

「永永無窮」は漢字検定準2級から7級相当の文字組み合わせで、”窮”は準2級で高校レベル、”永”は6級で小学校高学年レベル、”無”は7級で小学校中学年レベルの四字熟語となります。

永永無窮のまとめ

「永永無窮」は時間などが永遠に果てる事なく続く事です。いつまで行っても終わりがなく果てしなく続くとして、「永遠不変」や「永久不変」などの類似の四字熟語とも非常に近い意味合いがあります。どこか仏教用語を想像させ、宇宙や時間など決して終わりが訪れない途方もない物事に対しての表現です。

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