困知勉行(こんちべんこう)
みなさんは今までの人生で、「自分には才能がない。センスがない。」と、何かを諦めた経験はありますか?確かに人には向き不向きがありますが、成功している人は必ず努力をしているはずです。今回はその努力に関係する四字熟語「困知勉行」について意味や例文を含めて詳しく解説していきます。
困知勉行の意味
困知勉行の意味は以下の通りです。
・苦労しながらも学び、努力を積み重ねること。
・才能に恵まれない者が発憤し、ひたむきに努力を重ねること。
困知勉行の由来・出典
人が踏み行うべき人倫の道を認識し実践していく三つの道程、「生知安行」「学知利行」「困知勉行」の第三をさします。「勉行」はひたすら努力して実践するという意味を持ち、修養には先の第三段階があるが、道が違うのみで、結果は同じであるから才能の劣ったものでも努力すべきことを言う語となっています。
困知勉行の類義語・同義語
「困知勉行」の類義語には、蛍雪之功(けいせつのこう)、苦学力行(くがくりっこう)が挙げられます。
困知勉行の使い方・例文
例文1.困知勉行した彼は、一流大学に合格した。
例文2.困知勉行の学生生活を送る。
例文3.部活動で困知勉行し、レギュラーメンバーに選ばれた。
例文4.才能がなくても、困知勉行してプロサッカー選手になる。
例文5.彼の困知勉行の日々は、とても価値のあるものだ。
「困知勉行」を用いた例文となっております。
困知勉行の会話例
部活動を頑張っていた男性と、それを褒める女性の会話です。
困知勉行の豆知識
自身の新たな決意や信条、願望を表す言葉なので、書き初めの言葉としても用いられています。
困知勉行の難易度
漢字検定五級で出題される四字熟語となっています。
小学校六年生までに習う漢字が対象となっております。
困知勉行のまとめ
今回は「因知勉行」について解説させていただきましたが、いかがだったでしょうか。
日常の会話で耳にすることはそこまで多くありませんが、近々試験を控えている人はぜひ覚えておきたいですね。