千軍万馬(せんぐんばんば)
千軍万馬と聞くと戦国時代の戦を想起する方が多いかと思います。起源は確かにそうではありますが、現在ではまた少し違った意味で使われることがあります。そこで今回は、千軍万馬について現在の使い方も踏まえて解説していきたいと思います。
千軍万馬の意味
千軍万馬の意味は下記のとおりです。
・戦いの経験が非常に豊富であること
・多くの戦力を保持している
・ベテラン
・知識が豊富
千軍万馬は資源や知識、経験の豊富さを表す四字熟語です。
千軍万馬の由来・出典
「千」や「万」は数が非常に多いことを表す漢字です。「軍」は兵士の数を表し、「馬」は文字通り動物の馬を表します。昔の戦では馬を使用するのが当たり前だったので、馬を沢山持っていることも大きなアドバンテージとなりました。これらのことから千軍万馬は非常に大きな戦力を抱えていることを表す四字熟語として生まれました。
千軍万馬の類義語・同義語
千軍万馬の類義語には「百戦錬磨」「多士済々」「海千山千」「飽経風霜」などが挙げられます。
千軍万馬の使い方・例文
例文1.祖父はもの作りに関しては千軍万馬である。
例文2.彼の会社には業界のプロが集っており、まさに千軍万馬だ。
例文3.千軍万馬の大群で挑んでも彼の奇策には敵わなかった。
例文4.彼は数学に関しては千軍万馬だ。
例文5.千軍万馬なチームに勝つにはひたすら練習しかない。
千軍万馬は集団の規模だけを表すのではなく、知識やスキルの多さも表すことのできる四字熟語です。
千軍万馬の会話例
人的資源の量では負けていても、優れた司令塔や各個人が千軍万馬な人材になれば十分に太刀打ち出来るんですね。
千軍万馬の豆知識
戦国時代当時は、時代劇などで見る馬とはかけ離れた小さなポニーに乗って戦っていました。その中でも代表的とも言えるのが、主に長野県で飼育されている木曽馬です。
千軍万馬の難易度
千軍万馬は漢字検定四級レベルの簡単な四字熟語です。
千軍万馬のまとめ
千軍万馬は多くの戦力を抱えていることや、知識や経験が豊富であるさまを表す四字熟語です。「量より質」、「質よりも量」などどちらも言われるように、千軍万馬はどちらも表現することの出来る言葉です。前後の文脈によって使い分ける必要があるので、しっかり理解しておいてください。
