【電光石火(でんこうせっか)】の意味を例文や会話、由来・出典まで解説!

電光石火(でんこうせっか)

人の目が捉えられる速さには限界があります。刹那な出来事は何が起こったのかも理解することができないと思います。そのような出来事を皆さんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。スポーツであるテニスにはチャレンジ判定というものがあります。目だけでは、ボールが本当にコート内に入ったのかがわからないため、録画した動画を利用してビデオ判定を行うのです。そういった一瞬のことを電光石火ということがあります。今回は、そんな電光石火についてみていきたいと思います。

電光石火の意味

電光石火の意味は以下の通りです。
・素早い様子を表すたとえ。
・とても短い時間のこと。
電光石火は、素早い様子を表す言葉でもありますが、稲妻や火打ち石が発する閃光のことを表すこともあります。覚えておくといいと思います。

電光石火の由来・出典

電光石火の「電光」はいなずまやいなびかりのこと表しており、「石火」は火打ち石で発する火が一瞬で消える様子を表しています。これらはどちらも人間にとっては一瞬の出来事にみえるため、これらの言葉を合わせて電光石火という四字熟語として使われるようになったと考えることができます。

電光石火の類義語・同義語

「電光石火」の類義語には、「迅速果敢」「疾風迅雷」「熛至風起」などが挙げられます。

電光石火の使い方・例文

例文1.そのチームの速攻は、電光石火であった。
例文2.雷が落ちるまでのスピードはまさに電光石火である。
例文3.電光石火のような彼の反射神経に誰もついていくことができなかった。
例文4.電光石火を思わせるような素早いシュートにキーパーは反応することができなかった。
例文5.あの生き物は目にも止まらぬ速さで移動するので電光石火ようである。
このように電光石火は、素早い様子を表すのには最適な言葉です。

電光石火の会話例

男性
この前、凄い豪雨でね。家についてから雨が降ってきたからよかったものの帰宅中だったら、ずぶ濡れになっていたところだよ。
女性
それは帰宅中に降ってこなくてよかったわね。
男性
しかも雷もなっていたからね。その時久しぶりにいなびかりを目にしたけど本当に一瞬のことでびっくりしたよ。まさに電光石火だったね。
女性
それは怖いわね。今後も雷雨があるからもしれないから出かけるときは天気を気にするようにしないとね。

これは、天気が荒れていた日のことについて話している様子です。

電光石火の豆知識

電光石火という言葉は、一瞬の出来事のことを表すのでたとえとして使われることがとても多いです。また、電光石火は判断が早い様子というよりは物理的に速い様子を表すので覚えておくといいと思います。

電光石火の難易度

電光石火の漢字の難易度は、「電」は小学2年生程度、「光」は小学2年生程度、「石」は小学1年生程度、「火」は小学1年生程度です。

電光石火のまとめ

類義語でも紹介しましたが、電光石火と類似する四字熟語には、迅速果敢疾風迅雷、熛至風起があり疾風迅雷は物理的に速い様子を表します。しかし、迅速果敢、熛至風起は決断が早い様子も表すことができます。電光石火だけではなく、他の四字熟語も合わせて覚えておけるといいと思います。

電光石火の速さで逃げて行った。
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