迷惑千万(めいわくせんばん)
煩わしく思うことや自分の嫌なことを他人にされたら不快に思ったり、迷惑に感じたりすることがあると思います。自分に良い結果が導きだされる行為や良い影響を与えるものならいいですが、自分の不利益になったり、身を危険に晒されるような他人の言動というのは迷惑にしかならないものです。そんなさまを表す言葉として迷惑千万という四字熟語があります。今回はそんな迷惑千万という言葉について見ていきたいと思います。
迷惑千万の意味
迷惑千万の意味は以下の通りです。
・この上なく迷惑であるさま。
・非常に煩わしく嫌に思うこと。
迷惑千万は、この上なく迷惑であるさまを表すことができます。
迷惑千万の由来・出典
迷惑千万の「迷惑」は他人のことで煩わしく嫌な目に合うことであり、「千万」はこの上ないことを意味しています。これらの言葉を組み合わせて迷惑千万という四字熟語が成り立っています。
迷惑千万の類義語・同義語
「迷惑千万」の類義語には、「迷惑至極」「昏迷乱擾」「艱難辛苦」などが挙げられます。
迷惑千万の使い方・例文
例文1.迷惑千万な行為をしてしまう彼の気が知れない。
例文2.電車が混んでいるのにも関わらず一人で複数の席を占領するなんて迷惑千万だ。
例文3.迷惑千万、ごみをポイ捨てしていくのはよくない。
例文4.迷惑千万、せっかく集中して作っていた作品を壊されてしまった。
例文5.迷惑千万になるような行いは避けたほうがいい。
このように迷惑千万は、この上なく煩わしいことを表す際に用いられます。
迷惑千万の会話例
これは、予定が急になくなってしまったことについて話している様子です。
迷惑千万の豆知識
迷惑千万の「迷惑」と「千万」はどちらとも切り分けて使われることもある言葉です。特に迷惑という言葉は生活していれば、日常生活において耳にすることもある言葉だと思います。これ機に「迷惑」「千万」のどちらの意味もおさらいしておけるといいと思います。
迷惑千万の難易度
迷惑千万の漢字の難易度は、「迷」は小学5年生程度、「惑」は漢検4級程度、「千」は小学1年生程度、「万」は小学2年生程度です。
迷惑千万のまとめ
今日では、憲法や法律、条例などによって多くの人が被害を被るような行為をした場合、刑が課せられるようになっていますが、それでも迷惑千万な行為というものは存在します。他人にとって迷惑千万な行いは、相手を不快な気持ちにさせてしまうことです。それは発言においても同じことが言えると思います。だからこそ、軽率な発言で迷惑をかけないよう気をつけられるといいと思います。