【薄志弱行(はくしじゃっこう)】の意味と由来、使い方を実例で解説!

薄志弱行(はくしじゃっこう)

意志が弱い人は、何かを決断するとなったときに、決断を他の人に任せたり、いつまでも答えを出さずにないがしろにしたりすることがあります。逆に意志が強ければ、自分の選択にも迷いがないものです。例えばスーパーで2つのものどちらを買うか悩んでいるとき、優柔不断と言われる人は凄く悩んでしまいます。このように確固たる意志がなければ、物事を滞りなく進めることができない場合があるのです。そんな人を表す言葉として薄志弱行という四字熟語があるのですが、その言葉について意味や使い方を見ていきたいと思います。

薄志弱行の意味

薄志弱行の意味は以下の通りです。
・意志が弱く、行動力がない様子。
・確固たる志がないものは、物事を遂行する時に迷いが生じてしまうこと。
薄志弱行は、意志の弱さから行動にまで影響が出てしまう様子を端的に言い表すのに適しています。意志が弱い人は、正しい判断を下せなくなる可能性が高いだけでなく、周りに流されてしまうことが多いので注意が必要です。

薄志弱行の由来・出典

薄志弱行の「薄志」は、意志が弱いことを表しており、「弱行」は決断力が乏しいことを表しています。このことから今の意味で薄志弱行が使われるようになったと言われています。

薄志弱行の類義語・同義語

「薄志弱行」の類義語には、「優柔不断」「游移不定」「意志薄弱」などが挙げられます。

薄志弱行の使い方・例文

例文1.薄志弱行である彼は、何かを決断を下す場面に直面しても誰かの意見があればそれを採用する。
例文2.物事を行う上で揺るぎない意志というものは大切である。薄志弱行であれば判断を誤ってしまうからだ。
例文3.薄志弱行であることが彼女の短所である。
例文4.面接で今までの経歴から薄志弱行であることが露呈してしまう。
例文5.薄志弱行で一度やると決意したことでも三日坊主になってしまう。
このように薄志弱行は、意志が弱く行動に影響が出てしまう様子を表すのには最適です。

薄志弱行の会話例

男性
彼本当に頭は切れるし、知識もあって優秀なんだけれど少し性格に難ありなところがあるよね。
女性
まあ確かにそれは否めないわ。チームのリーダーなのに薄志弱行でなかなか方向性を決定できないからね。
男性
うん。だから新しく彼の補佐として人をまとめることができる人材をチームに加えようかと考えているんだ。
女性
それはいいんじゃないかしら。チームだからお互いの欠点を補い合わないとだしね。

これは、チームのリーダーが薄志弱行であることを話している様子です。

薄志弱行の豆知識

薄志弱行という言葉の類義語は、四字熟語以外にも存在します。消極的やへっぴり腰、浮き足など様々な言葉が存在します。合わせて覚えておくと役に立つので、覚えておくといいと思います。

薄志弱行の難易度

薄志弱行の漢字の難易度は、「薄」は漢検4級程度、「志」は小学5年生程度、「弱」は小学2年生程度、「行」は小学2年生程度です。

薄志弱行のまとめ

何かをする時には、行動力というものは大切になってきます。意志が弱ければ、行動に移すこともできない人もいると思います。だからこそ、自分が薄志弱行と感じる人は普段から自ら取り組んでいく姿勢や他の人の意見に流されないことを意識して大切にできるといいと思います。

最近では、薄志弱行な人物が増えている。
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