【独断専行(どくだんせんこう)】の意味と由来、使い方を実例で解説!

独断専行(どくだんせんこう)

何か物事を判断する時に、最終的には自分の意思に従うことが大切ですが、判断を下すまでの過程で他者の意見を聞く事も大切です。しかし世の中には、自分こそが正義だと思い込み、周りの意見など全く聞き入れない人がいます。「独断専行」という四字熟語があるのですが、今回はこの言葉について、その意味や語源から実用的な使い方や会話文まで詳しく説明していきます。

独断専行の意味

独断専行」とは、他者の意見は聞き入れず、自分だけの判断で物事を行うことを意味します。

独断専行の由来・出典

「独断」とは、正しい根拠があるないに関わらず、自分の考えだけをもとに判断することを意味します。そして「専行」は、自分だけの判断によって行動を起こすことを意味します。この二つの近い意味を持つ言葉を合わせて、「独断専行」という四字熟語が生まれました。

独断専行の類義語・同義語

独断専行」の類語には「独裁的」や「非民主的」などが挙げられます。

独断専行の使い方・例文

例文1.彼はいつも独断専行しては失敗を繰り返している。
例文2.新入社員は独断専行せず、上司にアドバイスを求めなさい。
例文3.独断専行的な上司に、部下たちは呆れている。
例文4.彼は論理破綻しているにも関わらず、独断専行して物事を進める。
例文5.独断専行的な彼は部下達からの信用を失った。
独断専行は悪い意味で使う事が多いですね。

独断専行の会話例

男性
来週のプレゼンのテーマは大気汚染にしたよ。
女性
まって、そんな話聞いてないけどいつ決まったの
男性
僕が決めたんだけど、やりやすそうなテーマで良いでしょ。
女性
他のメンバーには伝えたの?そんな独断専行的なやり方だと誰もついてこないよ。

独断専行なやり方は時に人の信頼を失う事があるので気をつけましょう。

独断専行の豆知識

独断専行」は文法に気を付ければ、様々な品詞として使える便利な言葉です。

独断専行の難易度

独断専行」は、漢字検定準二級以下の簡単な四字熟語です。使われている漢字も小学生で習うレベルのものが使われています。

独断専行のまとめ

今回は、他人の意見を聞き入れずに物事を判断し、それを実行するという意味の「独断専行」という言葉について解説しました。いざという時に決断力を発揮するリーダーは慕われますが、常に自己中心的に独断専行する人はたとえ上司であったとしても信用される事はありません。リーダーたる者、他人の意見も聞き入れる柔軟性や心の余裕が大切ですね。

全て独断専行で物事を進める男性
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