【狂悖暴戻(きょうはいぼうれい)】の意味と由来、使い方を実例で解説!

狂悖暴戻(きょうはいぼうれい)

世界には様々な価値観をもった人がいます。また、人は環境に影響される生き物なので国によって慣習や文化が違えば考え方も異なってきます。日本は比較的治安のいい国ですが、暴力的な行為や非人道的な行為が多い国も存在します。そういった行為は基本的に悪とされ、多くの国では憲法や法律などによって罰則が与えられます。そんな良心を欠いた暴力的行いを表す言葉として狂悖暴戻という四字熟語があります。今回は、そんな狂悖暴戻について意味や豆知識など交えつつ、見ていきたいと思います。

狂悖暴戻の意味

狂悖暴戻の意味は以下の通りです。
・良心を欠いた暴力的な行いをはたらくこと。
・非人道的な行いをすること。
狂悖暴戻は、暴力をはたらくだけでなく、非情であるさまも同時に表す言葉です。非人道的な行いをするさまを表すのには最適な四字熟語と言えます。

狂悖暴戻の由来・出典

狂悖暴戻の「狂悖」非常識で非人道的な行いをすることを表しており、「暴戻」は暴力的で道徳心を欠いた行いをするさまを表します。これらの言葉を組み合わせて狂悖暴戻という四字熟語が成り立っています。

狂悖暴戻の類義語・同義語

「狂悖暴戻」の類義語には、「悖徳没倫」「暴戻恣雎」「凶暴剽悍」などが挙げられます。

狂悖暴戻の使い方・例文

例文1.気に食わないことがあると、狂悖暴戻で解決しようとする彼はとても危険である。
例文2.狂悖暴戻をはたらいたその男性は、現行犯で逮捕された。
例文3.治安が維持できていないその地域では、毎日のように狂悖暴戻が起きている。
例文4.彼女は、狂悖暴戻をする人の心情はまるでわからないと感じた。
例文5.お酒を飲んで理性を失ってしまった彼は狂悖暴戻にでてしまった。
このように狂悖暴戻は、非人道的な行いをすることや暴力を振るうことなどを表す言葉です。

狂悖暴戻の会話例

男性
昔はこんなにも悲惨な戦争が多く行われていたと思うと本当に胸が苦しいよ。
女性
そうね。今日とは価値観が違って狂悖暴戻なことも普通に行われていた時代があると思うと本当に残念だわ。
男性
うん。だからこそこれからの世代にはそういう悲しい思いをさせないような世界にしていかなければならないね。
女性
そうだわ。私達にできることがあれば積極的に取り組んでいきましょう。

これは、狂悖暴戻であった過去について話しているさまです。

狂悖暴戻の豆知識

歴史を学べは同じ人間であるにも関わらずに争いあっていた過去を知ることができます。そのような争いは今日でも行われている地域はあります。争いで起こる狂悖暴戻は、多くの人を不幸にして多くの悲しみを生み出します。そのような争いを今後も起こさないように日々できることや教育に励むことが大切です。

狂悖暴戻の難易度

狂悖暴戻の漢字の難易度は、「狂」は漢検4級級程度、「悖」は難しい漢字です。また、「暴」は小学5年生程度、「戻」は漢検準2級程度です。

狂悖暴戻のまとめ

今日、狂悖暴戻をおこなっている様子を直接目にするということはあまりないと思いますが、フィクションの世界などでは悪役が狂悖暴戻をはたらくということもあると思います。そんな非人道的な行為をする様子を狂悖暴戻という四字熟語は一言でありありと表現することができる言葉です。そのことを知っておいて使う機会があれば、使ってみるといいと思います。

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