無為徒食(むいとしょく)
私達が生きていくためには、お金というものが必要になってきます。衣食住を整えるためにもこのお金というものは必要であり、欲しい物もお金を払うことによって買うことができます。そしてそのお金は働くことによって稼ぐことができます。しかし、中には食べ物に困らないからといって働きもせずに、毎日を無駄に過ごすという人もいると思います。そんな人の様子を表す言葉として無為徒食という四字熟語があります。今回は、そんな無為徒食という言葉について由来や類義語、例文などを合わせて見ていきたいと思います。
無為徒食の意味
無為徒食の意味は以下の通りです。
・穀潰しのこと。
・働きもしないで、毎日を無駄に過ごすこと。
・意味のない時間を過ごすこと。
無為徒食は、成すべきことしないで無駄な時間を過ごすさまを表すことができます。
無為徒食の由来・出典
無為徒食の「無為」は自然のままで作為的ではないことを意味しており、「徒食」は仕事を何もしないで暮らすことを意味しています。これらの言葉を組み合わせて無為徒食という四字熟語が成り立っています。
無為徒食の類義語・同義語
「無為徒食」の類義語には、「飽食終日」「走尸行肉」「酔生夢死」などが挙げられます。
無為徒食の使い方・例文
例文1.無為徒食に過ごしていたが、新しいことを始めようと決心し行動に移す。
例文2.無為徒食とゆったりした日々を送る。
例文3.無為徒食していないでそろそろ働いたらどうかな。
例文4.無為徒食で何不自由なく暮す。
例文5.無為徒食が当たり前だと思って生活してきた彼にとって社会にでて働くこと困難だった。
このように無為徒食は、働きもしないで、毎日を無駄に過ごすさまを表す際に用いられます。
無為徒食の会話例
これは、無為徒食だったことについて話している様子です。
無為徒食の豆知識
時間を持て余しており、何もしていないさまを無為徒食は一言で表す四字熟語です。特にそういった人を今日ではニートなどと言い表すことがあります。ニートとは、主に就学・就労していない人のことを意味する言葉なので合わせて覚えておけるといいと思います。
無為徒食の難易度
無為徒食の漢字の難易度は、「無」は小学4年生程度、「為」は小学4年生程度、「徒」は小学4年生程度、「食」は小学2年生程度です。
無為徒食のまとめ
無為徒食というのは多くの場合において良い印象を持たれないことが多いです。それは自立してお金を稼いで生活して暮らしていないことを指す言葉だからです。無為徒食となれば、家族などの負担となったり、迷惑をかけてしまったりすることもあると思います。そういったことがないように日々精進できるといいと思います。