東奔西走(とうほんせいそう)
今日はインターネットの普及により外を周り営業することは少なってきたものの、今でも営業などを主な仕事としている人は、忙しくあちらこちらに移動することもあると思います。多くの人は、休むときは座ったり、寝たり止まって休むことが多いと思いますが、本当に忙しい人は止まることなく動き続けることになります。そんな人を表す言葉として、東奔西走という言葉があります。今回はそんな東奔西走という四字熟語について意味などみていきたいと思います。
東奔西走の意味
東奔西走の意味は以下の通りです。
・あちらこちらに駆け回って忙しいさま。
・休む間もなく、走り回ること。
東奔西走は、忙しいさまを表すので単にあちらこちらへ移動している際にはあまり使われることはないです。
東奔西走の由来・出典
東奔西走は順序は変わっていますが「東西」と「奔走」という言葉を組み合わせてできた言葉のことです。「東西」はその名通り東と西のことを表しています。まあ、「奔走」は駆け回って物事が上手くゆくように努力することです。これらの言葉を組み合わせて東奔西走という四字熟語が成り立っています。
東奔西走の類義語・同義語
「東奔西走」の類義語には、「東行西走」「右往左往」「南船北馬」などが挙げられます。
東奔西走の使い方・例文
例文1.東奔西走して人を探し回った結果、その事件の真相にたどり着くことができた。
例文2.仕事の依頼がたくさん来るので、東奔西走することになる。
例文3.予約していたホテルが手違いで部屋を確保できておらず、代わりのホテルを東奔西走して探す。
例文4.最近は忙しく、東奔西走する日々が続く。
例文5.彼の無くしたものを見つけるために東奔西走する。
このように東奔西走は、忙しくあちこちに駆け回る様子を表すのに最適です。
東奔西走の会話例
これは、東奔西走している友人について男性が話している様子です。
東奔西走の豆知識
東奔西走という言葉の「東」と「西」は反対の方角に当たります。そのことからあちらこちらを駆け回る様子をありありと表現することができるのです。この言葉は使える場面も多いと思うので覚えておくといいと思います。
東奔西走の難易度
東奔西走の漢字の難易度は、「東」は小学2年生程度、「奔」は準2級程度、「西」は小学2程度、「走」は小学2年生程度です。
東奔西走のまとめ
東奔西走という言葉は目的遂行のため、駆け回るという意味があります。何事に対しても言えることで何かを成し遂げるために動き回ることはいいことですが、計画性がなければ無駄になってしまうこともあると思います。だからこそ、行動する前に一度考えてから行動できればより物事を上手く運べると思います。