【放蕩三昧(ほうとうざんまい)】の意味と例文と使い方

放蕩三昧(ほうとうざんまい)

身勝手な振る舞いや自己中心的な行いばかりをしていると周りの人からの信用を失くしてしまったり、周囲から嫌われてしまったりと言ったことがあります。また、一般的に身勝手な振る舞いや品行が悪いさまなどはよく思われないことが多いです。そんな品行が悪いさまを表す言葉として放蕩三昧という四字熟語があります。今回は、そんな放蕩三昧という言葉について見ていきたいと思います。

放蕩三昧の意味

放蕩三昧の意味は以下の通りです。
・好き勝手に振る舞うこと。
・品行が悪いさま。
・酒や女に溺れるさま。
放蕩三昧は、好き勝手に振る舞うさまを表すことを意味する四字熟語です。特に欲求に従って行動するさまをありありと表すことができます。

放蕩三昧の由来・出典

放蕩三昧の「放蕩」は酒にふけって品行がおさまらないさまを表しており、「三昧」は一心不乱にそのことをすることを表しています。これらの言葉を組み合わせて放蕩三昧という四字熟語が成り立っています。

放蕩三昧の類義語・同義語

「放蕩三昧」の類義語には、「放蕩不羈」「流連荒亡」「淫虐暴戻」などが挙げられます。

放蕩三昧の使い方・例文

例文1.夫の放蕩三昧に耐えられなくなり、離婚する。
例文2.放蕩三昧でお酒に溺れてしまう。
例文3.彼女はだいのお酒好きで放蕩三昧な日々を送っている。
例文4.放蕩三昧な生活を送っていたので、周囲から白い目で見られる。
例文5.放蕩三昧、勝手気ままに振る舞い、他人に迷惑をかけてしまう。
このように放蕩三昧は、品行が悪いさまを表す四字熟語です。覚えておけるといいと思います。

放蕩三昧の会話例

男性
最近彼は毎日遊び歩いているそうじゃないか。
女性
そうなのよ。いつも朝帰りだし酔っぱらって帰ってくるから心配だわ。
男性
まさに放蕩三昧だね。このままだと本当に体を壊してしまいそうだよ。
女性
そうなのよ。控えるようにって言ってるだけどなかなか聞かなくてね。

これは、放蕩三昧で遊びまわっている彼について話している様子です。

放蕩三昧の豆知識

放蕩三昧の「三昧」という言葉は由来でも紹介しましたが、一心不乱にそのことをおこなうさまを表すことができ、日常的にも耳にすることが多い言葉です。贅沢三昧のように三昧の前に言葉を組み合わせる使い方がされることが多いので合わせて覚えておけるといいと思います。

放蕩三昧の難易度

放蕩三昧の漢字の難易度は、「放」は小学3年生程度、「蕩」は難しい漢字です。また、「三」は小学1年生程度、「昧」は漢検2級程度です。

放蕩三昧のまとめ

品行がわるいさまを表すには、放蕩三昧はもってこいの四字熟語です。今日でもお酒や女に溺れているといったことがある場合はこの言葉を用いて表すことができます。ネガティブな印象を与えてしまう言葉でもあるので、使う相手や場面は考えられるといいと思います。でなければ相手に嫌な思いや不快や思い、また場の空気を悪くしてしまうということもあると思います。注意して使いこなせるといいと思います。

放蕩三昧に振る舞う兄は3年後に多額の負債を背負った。
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