【円融滑脱(えんゆうかつだつ)】の意味と例文と使い方

円融滑脱(えんゆうかつだつ)

社会で生きていくには、要領よく行動しなければいけないと言われますよね。周囲の人間関係に角が立たないように振る舞ったり、乗り気じゃないことでも細かいことは気にせずに、とりあえず行動をする。一見ストレスが溜まりそうですが、慣れてしまうと一番楽かもしれません。今回はそんな様子を表す、「円融滑脱」という言葉について、その意味や語源から実用的な使い方や会話文まで詳しく説明していきます。

円融滑脱の意味

「円融滑脱」とは、あまり細部に拘らず、角を立てずに要領よく行動する様を意味します。

円融滑脱の由来・出典

「円融」とは角がない状態を表します。そして「滑脱」は滞りのないことを意味します。この二つの言葉が合わさって、「円融滑脱」という言葉ができています。

円融滑脱の類義語・同義語

「円融滑脱」の類義語としては、「円転滑脱」や「円滑洒脱」などが挙げられます。

円融滑脱の使い方・例文

例文1.彼は何事も円融滑脱にこなすので、社内での評価が高い。
例文2.あまりにも円融滑脱な会議だったので、少し物足りなく感じた。
例文3.円融滑脱に物事が進まない時は、一度休んでみよう。
例文4.全てのことが円融滑脱にいくとは限らない。
例文5.円融滑脱な彼は世渡りも非常にうまい。
円融滑脱にこなすことが成功への近道かもしれませんね。

円融滑脱の会話例

男性
Y君に任せた仕事なんだけど、もう全て終わったみたいなんだ。
女性
あの作業は三日はかかるものなのに、まだ半日しか経ってないよ。
男性
それが本当に終わっているし、何より仕上がりが完璧なんだよ。
女性
ここまで円融滑脱にこなされると、こちらのプレッシャーも大きいね。

円融滑脱にこなせる人は優秀ですね。

円融滑脱の豆知識

「滑脱」には物事が自由自在に変化する様という意味もあります。不安定な様子を表すのではなく、ここでの意味は臨機応変に対処できるというニュアンスです。

円融滑脱の難易度

「円融滑脱」のは漢字検定2級以下の比較的簡単な四字熟語です。

円融滑脱のまとめ

今回は、何事にも波風を立てずに要領よく行動するという意味の「円融滑脱」を紹介しました。人間関係を気づく上では、ある程度円融滑脱に関わることが大切ですが、いざというときにはしっかり自分の意見を主張出来るような人間でありたいですね。

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